誰でもつくれる!下戸バーテンダーの【プロが教える】おうちで簡単モクテルの作り方。スターアニス編。

star anise hoji-Cha syrup tonic

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前回作成した自家製スターアニスとほうじ茶のシロップを使用したモクテルの紹介です。ポイントは生姜ジュース。ほんの少し加えることによって、グッと味わいがアルコールの入っているカクテルのようなボリューム感が出てきます。シロップさえ準備できていれば簡単に作ることができるのでおすすめですよ。

動画の紹介はこちら↓

<使用材料>
自家製スターアニスほうじ茶シロップ 10ml
※シロップの作り方は【ほうじ茶とスターアニスのシロップ】をご覧ください。
生姜ジュース 少々
トニックウォーター 適量
オレンジピール 1個
スターアニス 1個
<作り方>
氷の入ったグラスにシロップと生姜ジュースを注ぐ。トニックウォーターを満たし、オレンジピールとスターアニスを飾る。
<モクテルの味わい>
スターアニスの独特のスパイス感とほうじ茶の香ばしさを同時に味わえるモクテル。オレンジピールの柑橘フレーバーとトニックの苦みが重なることによって、リッチで深みのある味わい。寒い時期におすすめです。
シロップを氷の入ったグラスに注ぐ。
生姜ジュースを加える。※生姜をすりおろし、絞ったもの。
トニックウォーターを満たす。
混ぜる。
オレンジピール※して、飾る。
スターアニスも飾って出来上がり。

スパイシーで、複雑な味わいがある大人のモクテル。スターアニスや生姜のような強いフレーバーを上手に使用すると、ボリュームのあるモクテルに仕上がります。そして、ほかの材料との味わいとバランスを整えて仕上げていきます。こちらのレシピは夜や寒い時期に楽しむこともおススメ。是非試してみてください。

オレンジピール/ツイストとは 
ここでは、下記の要領で解釈してください。
日本語にするとオレンジの皮/ひねるとなるのですが、カクテルにおいては皮を薄くそぎ(皮と実の間は苦いのでなるべくないほうがいいです。)、それを軽くひねって(ツイスト)表皮のオイル部分をカクテルの香りづけにすることを指します。そして、そのままグラスに入れて飾りにします。

誰でも作れる!下戸バーテンダーの【プロが教える】がおうちでつくるモクテルを紹介。スターアニスとほうじ茶のシロップの作り方

star anise and hoji-cha syrup

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今回は自家製シロップの作り方を紹介します。自家製でいろいろシロップを作れるようになるとモクテル、カクテルに幅が出て楽しいですよ。

使用材料
お砂糖 50g
スターアニス 5個
ほうじ茶パウダー 2tsp
お水 50g
鍋にお砂糖を入れる。
スターアニスを入れる。
ほうじ茶パウダーを入れる。
お水を入れる。
弱火にかける。
溶けるまで混ぜる。
溶けたら、濾して出来上がり。

最近はお茶をモクテルやカクテルに使用することが多くなったのですが(日本だけでなく、海外でも)、今回使用したほうじ茶パウダーはスーパーに売っているもので手に入れやすいし、パウダー状なので使い勝手がいい。お茶をお湯などでお茶を出すより、パウダーを使用したほうが水っぽく(味が薄まらない)ならないのです。なりより慣れない方には味が一定で作成できるので、安定します。プロのバーテンダーの方にはイベントなど大量に仕込みが必要な時にパウダーはおすすめです。ほうじ茶だけのシロップもいいですが、スパイスと組み合わせてシロップを作ることによって、複雑な味わいになります。これが結果、美味しいモクテルやカクテルを仕上げることになるのです。スターアニス以外にもシナモン、オールスパイス、生姜などもおすすです。シロップを作るときはお水:砂糖=1:1が失敗しにくい分量です。試してみてください。

誰でも作れる!下戸バーテンダーの【プロが教える】おうちでつくるモクテルを紹介。おうちでハーブウォーター レモンバーベナ&レモングラス

lemongrass & lemon verbena herb water

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今回は超初級編でハーブウォーターの作り方の紹介をします。シンプルにお水にハーブを入れるだけで、とても豊かな味わいになります。スポーツをした後、食事とも相性がいいので是非試してください。

動画でも紹介しています。↓

使用材料
お水 700ml
レモンバーベナ 1本
レモングラス 1本
レモンバーベナをカットしながら、器に入れていきます。
レモングラスもカットしながら入れていきます。
そして、お水を注いで出来上がりです。*ハーブの量によって味わいが出る時間が違うので、お好みで調整をしてください。こちらの分量で1時間くらいでちょうど良かったです。

ハーブウォーターですが、ミントやローズマリーなども素晴らしい味わいになります。お好みでハーブは一種類でも数種類でもいいですね。私はハーブは取り出さずにお水がなくなったら、その都度足して4回くらいは楽しめました。また、一杯分だけを作りたいときは、炭酸を使用しますと、お水より早くフレーバーが出ますので、すぐに召し上がりたい時は炭酸がおすすめです。こちらも炭酸をグラスに継ぎ足して何回も楽しめました。失敗がないので、たくさんためしてください。

誰でも作れる!下戸バーテンダーの【プロが教える】おうちでつくるモクテルを紹介。きゅうり&エルダーフラワー

cucumber elderflower

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今回はキュウリとエルダーフラワーコーディアルのモクテルで夏らしいですね。ヘルシーなイメージのモクテルの紹介です。

動画はこちら↓

<使用材料>
きゅうり 1/8本
エルダーフラワーコーディアル 10ml
トニックウォーター 適量
※自家製エルダーフラワーコーディアルの作り方を参考にしてください。
<作り方>
胡瓜、エルダーフラワーコーディアルをブレンダーにかけて、氷の入ったグラスに濾しながら注ぐ。トニックウォーターで満たし、混ぜる。胡瓜を飾る。
<味わい>
エルダーフラワーのフローラル感とマスカットのような爽やかな味わいが中心です。程よく青々しく、トニックウォターの苦みが心地良いモクテルです。
フードプロセッサーにきゅうりを入れる。
すり棒で潰す。※フードプロセッサーの力量による。
エルダーフラワーコーディアルを加える。
スイッチを入れてペースト状にする。
濾しながらグラスに注ぐ。
トニックを満たす。
軽く混ぜる。
きゅうりを飾って出来上がり。

私の勝手なイメージですが、女性が好みそうな味わいです。青々しく、酸と苦味がしっかりあるモクテル。きゅうりはピーラーを使用するだけで見た目が鮮やかな飾りになるので、モクテル、カクテルだけでなく、料理にもきゅうりピーラー作戦はヘビーユーザーです。自宅でも見映えを意識すると美味しさのレベルも上がります。味覚の前の視覚を意識をすると、飲食が豊かになりますよ。

誰でも作れる!下戸バーテンダーの【プロが教える】 おうちでつくるモクテルを紹介。フェンネルシードオレンジ編

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変わり種でフェンネルシードを出してみました。スパイスは日持ちもするし、料理にも使用できるので大活躍します。時間をかける作り方ですが、手順は簡単。放置プレーで作成するモクテルです。

動画はこちら↓

<使用材料>
フェンネル 10粒
オレンジジュース 90ml
自家製柑橘シロップ 1tsp ※プロが教えるオレオサッカラムシロップの作り方を参考にしてください。
ジンジャーエール 適量
 <作り方>
フェンネルシードをすり鉢に入れ、潰す。オレンジジュースを加えて1.2時間置く。濾しながら氷の入ったグラスに注ぐ。シロップを加えて、ジンジャーエールで満たし、混ぜる。オレンジピールを飾る。
<味わい>
柑橘とフェンネルシードの余韻を楽しむことができるモクテル。フェンネルの味わいが薬草リキュールのような役割をはたし、オレンジジュースの隠れたフレーバーを引き出します。大人オレンジジュース。

すり鉢にフェンネルを入れる。
すり棒で潰す。
オレンジジュースを注ぐ。
馴染ませて数時間(1〜2時間)放置。
濾す。
フェンネルの香りがついたオレンジジュースを氷の入ったグラスに注ぐ。
自家製柑橘シロップを加えます。
混ぜる。
ジンジャーエールを注ぐ。
軽く混ぜる。
オレンジピール※(皮を曲げて皮の香りを振りかける。)
オレンジピール※はそのまま飾って、出来上がり。

タラゴンの時にもふれましたが、フェンネルはお酒のパスティスとかペルノとかの味わいを出す共通の成分(エストラゴール)があるのです。これが大人の雰囲気を作り出している原因です。他にもアニス、ローリエ、バジルにエストラゴールが含まれているので、ぜひアレンジもお試しください。

おまけのフェンネルの豆知識↓

オレンジピール/ツイストとは 
ここでは、下記の要領で解釈してください。
日本語にするとオレンジの皮/ひねるとなるのですが、カクテルにおいては皮を薄くそぎ(皮と実の間は苦いのでなるべくないほうがいいです。)、それを軽くひねって(ツイスト)表皮のオイル部分をカクテルの香りづけにすることを指します。そして、そのままグラスに入れて飾りにします。

誰でも作れる!下戸バーテンダーの【プロが教える】 おうちでつくるモクテルを紹介。自家製レモン&エルダーフラワーコーディアル編

Elderflower & lemon cordial

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今回はバーテンダー向けに自家製コーディアルの作り方を紹介します。材料がそろえばプロでなくても誰でも作れるので是非挑戦してください。
大きく分けて二つの工程に分かれます。
1.ベースコーディアルを作成する
2.ベースコーディアルにフレーバーを加える。
今回はレモンとエルダーフラワーのフレーバーを加えてたコーディアルとなります。

<使用材料>
お水 125g
お砂糖 125g
クエン酸 2.5g
酒石酸 2.5g
お塩 1g
エルダーフラワー 25g
レモンジュース 15ml
レモンピール 一個分
※酒石酸やクエン酸はお菓子の材料など売っているお店にあります。
レモン一個分でレモンジュース15mlとレモンピール(レモンの皮)の準備できます
まずはベースのコーディアルを作成します。お水を沸騰させます。
お砂糖を入れます。
クエン酸を加えます。
酒石酸を加えます。
お塩を加えます。
溶かしから火を止めます。これでベースコーディアルの出来上がり。余熱をとります。
ジップロックにエルダーフラワーを入れます。
レモンピールを入れます。
レモンジュースを入れます。
ベースコーディアルを入れます。
ジップロックを蓋をして、軽くエルダーフラワーとベースコーディアルをなじませる。なるべく空気が入らないように。
50度くらいのお湯で30分ほどおきます。高すぎる温度はNGです!
濾します。
容器にうつして出来上がり。

酸はリンゴ酸を加えてもいいですよ。ベースコーディアルにお塩を加えるのは、のちに加えるフレーバー(ここではレモンとエルダーフラワー)を引き立たせるためです。味見をしてしょっぱいと感じない量を加えるのがポイントです。フレーバーはお茶やスパイスなどを使用したコーディアルもモクテルやカクテルの味わいの幅が広がるのでおすすめです。出来たコーディアルはシンプルにソーダやトニックで割ったり、ジントニックに加えたり、いろいろ作って試してください。

誰でも作れる!下戸バーテンダーの【プロが教える】おうちでつくるモクテル。オレオサッカラムシロップ風。火を使用しないシロップの作り方。

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今回は、モクテルやカクテルに使用するシロップの作り方の紹介。オレオサッカラムシロップ風の作り方です。オレオoleo はラテン語で油サッカラムssacharum はサトウキビの意味で、柑橘の皮の油を砂糖に染み込ませて、砂糖を溶かしたシロップのことを言います。ずっと昔からある方法で火を使用しないので、簡単です。そして何と言っても香りが深くて美味しいのです。今回風にしているのは、表皮だけを使用していないので、“風”とさせていただきます。

oleo ssacharum syrup

動画の紹介はこちら↓

おうちでモクテル。オレオサッカラムシロップ風編
<使用材料>
オレンジの皮(実以外)一個
お砂糖 100g
実を食べた後の皮たちをタッパーへ入れる。本当は皮の白い部分や実は使用しないのですが、今回は実が少し残った部分も、アルベド(白い部分)も使用します。
オレンジ一個に対してお砂糖100gを覆い被せる。
蓋をして1日置く。
このように、お砂糖が溶けています。
濾して出来上がり。
いろんな柑橘のシロップを使い分けるのも楽しいですね。冷蔵で保管してください。

皮の苦味なども含まれるので、ちょっとしたモクテルやカクテルの味わいもとても膨らみます。大体一週間くらいで使用してください。ただ、ウォッカ などのアルコールをティースプーン一杯分を入れると2、3週間は日持ちします。そうするとアルコールゼロではなくなりますが。。。私は、ステイホーム中は朝フルーツにヨーグルトをかけて食べています。その際に出る不要なものをシロップの材料に使用しました。皆さんもいろんなものでシロップ作成してみてください。

誰でも作れる!下戸バーテンダーの【プロが教える】 おうちでつくるモクテルを紹介。 チャービル&レモン編

chervil lemon

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チャービル(私はセルフィーユって言う派です。)を使用したモクテル。カルパッチョやスモークサーモンに合わせるハーブで使用するのがチャービルなのですが、大量に使用することはないので、これを機にモクテルレシピ作成しました。

動画ではこちらから↓

<使用材料>
チャービル 2本
レモンジュース 10ml
シロップ 少々
オールスパイス ひとつまみ
ソーダ 適量
<作り方>
チャービルをすり鉢に入れ、潰す。レモンジュース、シロップ、オールスパイスパウダーを加えて、混ぜる。氷の入ったグラスに注ぐ。ソーダを満たし、混ぜる。レモンスライスとチャービルを飾る。
<味わい>
チャービルならではの柔らかいハーブ感を楽しむことができるモクテル。ポイントはオールスパイスを少し加えているところ。さっぱりした味わいで終わらず、オールスパイスによる奥行きを楽しめます。
すり鉢にチャービルを入れる。
すり棒で潰す。
レモンジュースを加える。
シロップも加える。
オールスパイスはパウダー状のものをひとつまみ。私はおろし金でパウダー状にしました。
馴染ませる。
グラスに注ぐ。※青汁感が苦手な方は濾して注いだ方がいいですね。
ソーダを満たす。
軽く混ぜる。
チャービルとレモンを飾って出来上がり。

オールスパイスって、ハンバーグなどのお肉料理に使用することが多いと思いますが、モクテルやカクテルにもいいアクセントとして効果を出します。ハーブを使用したレシピにスパイスをプラスすると言うテクニック使えますよ。ぜひ試してみてください。

※豆知識ですが、シナモン、クローブ、ナツメグの三つの香りを併せ持つと言われることから、オールスパイスと名付けられた。

おまけのオールスパイスの豆知識↓

おまけのチャービルの豆知識↓

誰でも作れる!下戸バーテンダーの【プロが教える】 おうちでつくるモクテルを紹介。 タラゴンカルピスソーダ編

tarragon calpis soda

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今回は大人のカルピスソーダということで、カルピスソーダにタラゴンのフレーバーを加えた大人の雰囲気のモクテルを作成しました。カルピスにスパイスやハーブのフレーバーを加えるのは私の得意分野。まるでお酒の雰囲気が出るのでおすすめです。

動画でも紹介しています。↓

<使用材料>
タラゴン 10枚
カルピス 30ml
ソーダ 適量
<作り方>
タラゴンをすり鉢に入れ、すり棒で潰す。カルピスを注ぎ、よく混ぜる。濾しながら氷の入ったグラスに注ぐ。ソーダで満たす。タラゴンを飾る。
<味わい>
タラゴンの味わいが薬草リキュールの雰囲気を出すことによって、カルピスが複雑なフレーバーとボリュームを出します。大人カルピスソーダ。
タラゴンの葉を10枚すり鉢に入れます。
すり棒で潰します。
カルピスを加えます。
タラゴンと馴染ませます。
濾しながらグラスに注ぐ。
氷を入れる。
ソーダを満たす。
混ぜる。
タラゴンを飾って出来上がり。

実はタラゴン、お酒のパスティスとかペルノとかの味わいを出す共通の成分(エストラゴール)があるのです。これが大人の雰囲気を作り出している原因です。他にもアニス、フェンネル、ローリエ、バジルにエストラゴールが含まれているので、ぜひアレンジもお試しください。

おまけのタラゴンの豆知識↓

誰でも作れる!下戸バーテンダーの【プロが教える】 おうちでつくるモクテルの紹介。 ローズマリーミントレモネード編

rosemary mint lemonade

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私のレパートリーの中でも、好みの味なのがコレ、ローズマリーミントレモネード。ちょうどレシピ作成したのが朝だったのですが、1日がハッピーに過ごせそうな気分にしてくれた素晴らしいモクテルです。

動画でも紹介しています。↓

<使用材料>
ローズマリー 2cm
ミント 5枚
レモン 1/4
シロップ少々
ソーダ 適量
<作り方>
ローズマリーとミントを潰し、レモンを絞り入れ、シロップを加える。濾しながら氷の入ったグラスに注ぐ。ソーダを満たす。
<味わい>
ローズマリーとミントの二種類のハーブを使用し、奥行きのある爽やかな味わい。初夏に合うモクテル。
ローズマリーの葉を一枚ずつばらばらにする。
ミントを加える。
すり棒で潰す。
レモンを搾る。
シロップ加える。
混ぜる。
濾しながら、グラスに注ぐ。
ハーブの上からソーダを30mlくらい注ぎ入れる。
氷を入れる。
ソーダで満たす。
軽く混ぜる。
ローズマリーとミントを飾る。

このモクテルのレシピは、頭をすっきりしたり、集中力を高めたりする効果があると信じています。ハーブの力を借りて、美味しく、効率よくいただきましょう。

おまけのローズマリーの豆知識↓