WBS 出演しました

 こんにちは、鎌田真理です。今日はワールドサテライトビジネスの取材を受けたお話をしたいと思います。

ノンアルコールのカクテルの売れ行き・人気の度合い・注文は増えている?

 拡大続くノンアル市場ということで、ザ・ゼロプルーフの紹介をさせていただきました。コロナ過になる2007年のオープン当初前から、Peterバーでは10種くらいのモクテルと呼ばれるノンアルコールカクテルを常時メニューにご用意しておりました。その当時はまだモクテルという言葉もあまり知られておりませんでした。

 今までジンジャーエールを注文されていた方が、ノンアルコールカクテルを召し上がるといったような、食事をしながら召し上がったり、ノンアルコールカクテルだけでバーへ来店されるお客様も増えました。

 近年のノンアルコールの需要が生まれたことによって、モクテルが注目されるようになり、強み(他店との違い)を強調したく、ザ・ゼロプルーフと打ち出し、更にラインナップを増やしたことにより、お客様には豊富なバリエーションから選んでいただくことが可能になりました。

 以前は女性のお客様が召し上がっているイメージでしたが、ノンアルコールカクテルの普及に合わせて、男性のお客様を含む老若男女問わずたくさんのお客様に楽しんでいただいております。

そもそも、なぜノンアルコールのカクテルを展開するようになった?

 ホテルとしてのバーであるからこそ、バー利用だけでない、披露宴やお食事の前後、お茶のご利用の用途で立ち寄らる方もいらっしゃる。だから、コロナ過になる前から10種くらいのラインナップでした。しかしながら、近年のノンアルコールの需要が生まれたことによって強み(他店との違い)を強調したく、ザ・ゼロプルーフと打ち出し、更にラインナップを増やしました。

きっかけの一つにコロナの影響は?

①もともと国内においては、低アルコール化が進んだことで、モクテルがブームなった。
②海外のトレンドが日本でも紹介されるようになった。
③日本においてはコロナ過の影響によって、ステイホームが増え、外食、飲み会が減り、お酒を飲む機会が少なくなった代わりにノンアルコールを注目する人が増えた。
④日本でもノンアルコール専門店ができた。

という背景があるのではと思います。バーテンダーとしては、お酒を飲む機会が減るのは残念ですが、今までバーに縁がなかった方を取り組むことができるいい機会だと思っています。

20 kinds of zero proof

 車の運転などアルコールが召し上がれない。体質でアルコールが受け付けられない。体調で飲めないなどの状況でもアルコールの持つ、複雑な味わいはボリューム感を楽しむことができるのがノンアルコール(ここではザ・ゼロプルーフ)の良さだと思います。皆さんも是非、シーンに合わせて召し上がっていただけたらと思います。

Mocktail & Low-ABV Cocktail Bookモクテル&ローアルコールカクテル

 こんにちは、鎌田真理です。先日‶Mocktail & Low-ABV Cocktail Book″がリリースされました。

Mocktail & Low-ABV Cocktail Book 01

 Mocktail(モクテル)はMock(真似る)+Cocktail(カクテル)の造語で、つまりノンアルコールカクテルのことを指します。そして、ローアルコールはアルコール度数の低いカクテルのことを指します。ローアルコールの具体的な度数は決まりはないのですが、ここではアルコール度数1%~10%以下としています。

 最近のトレンドですが、低アルコール化が進んだことで、モクテルがブームなった。海外のトレンドが、日本でも紹介されるようになった。ステイホームが増え、外食、飲み会が減り、お酒を飲む機会が少なくなった代わりにモクテルを注目する人が増えた。日本でもノンアルコール専門店ができた。という背景があるのではと思います。

Mocktail & Low-ABV Cocktail Book 02

 バーテンダーとしては、お酒を飲む機会が減るのは残念ですが、今までバーに縁がなかった方を取り組むことができるいい機会だと思っています。この本は、その背景にぴったりの内容となっているのです。バーテンダーたちが各々提案したレシピは、120種を超えたボリューム。お酒を飲めない方にも、お酒が弱い方にも楽しんでいただける一冊。フードとのペアリングの紹介もしています。

Mocktail & Low-ABV Cocktail Book 03

 レシピの紹介では、組み合わせのポイント(材料の相性、組み立て方、着想を得たものなどについて)を記載しています。私はノンアルコールの組み合わせの全体的なポイントとして、フレーバーを組み合わせる。アルコールが入っているカクテルのボリュームや複雑な味わいがあるレシピが私の目指すモクテルです。

 お酒が入っていないのに、入っているような気分になれるようなモクテル。ということなのですが、異素材のフレーバー、フルーツ+ハーブOrスパイスという組み合わせが好きです。ハーブやスパイスには、何か立体的な味わいを表現しやすいからです。そして、フルーツの後ろに存在を置くことで、フルーツを引き立てつつリッチにするイメージです。

 

 たくさんのお客様に楽しんでいただけるようなカクテルをつくりたいという思いの結果、シンプルなレシピが多いのではないかと思います。そこで、モクテルに工夫した点はフレーバー。ハーブを使用して香りと味わいを重ねシンプルなレシピでもボリューム感が楽しめるモクテル。ローアルコールのレシピではアルコールカクテルを弱くする作り方ではなく、ゼロプルーフにアルコールを足すレシピ創作。アルコールを入れなくても完成しているのだから、それにアルコールを少量足しても完成度が低くなることはない。

 

 この本をきっかけに、皆さんの参考になれば幸いです。他のバーテンダー達のレシピも載っていて、それぞれ考え方が違うと思うのでいろんなパターンを見ることができると思います。

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8人の日本女性バーテンダー紹介【GQ Bar】女力崛起!盤點全日本值得矚目的 8 位「女調酒師」! | GQ Taiwan

 こんにちは、鎌田真理です。2022年の終わりにお酒のセミナーで、台湾の方とお会いしまして、それをきっかけにGQ台湾にて紹介いただきました!台湾は何回か行ったことあるのですが、本当にバーが活発です。海外の方だけでなく、地元の方がお酒などを楽しむという習慣が根付いているようです。

 ゲストバーテンダーで訪れた際に、常連のお客様にどのくらいいらしているのか伺ったら、ほぼ毎日。また、一人で7杯くらいはカクテルを召し上がるとのことで驚いた記憶があります。そんな方ばかりではないでしょうけど、台湾の方にとってカクテルを召し上がるというのは普段どおりのような感じがしました。ということは、バーテンダーという立場の方も身近な存在なのかなと期待をしてしまいます。たくさんの台湾の方が日本を訪れた際にバーにもいらしていただける可能性が高いと思ったからです。

 そんな有名なメディアGQ台湾で、日本の女性バーテンダー8選の中に選ばれて大変光栄です。台湾にも、活躍している女性バーテンダーはたくさんおります。10数年前にチャレンジしたディアジオワールドクラス、日本代表は私であったのですが、台湾代表もまた女性でした。このようにバー業界の背景は、日本も台湾もあまり変わらないのかなと思います。きっと。ということで、今年は、海外からも私を訪ねていらしていただける方が増えるように引き続き頑張るぞー。

【GQ Bar】女力崛起!盤點全日本值得矚目的 8 位「女調酒師」! | GQ Taiwan

鎌田の簡単なプロフィールが紹介されています

40種類のカクテル&10種類のモクテルレシピを収録『おうちでつくれる かんたんスパイスカクテル』 4/14発売

こんにちは、鎌田真理です。株式会社パイ インターナショナルから2022年4月14日(木)に書籍『おうちでつくれる かんたんスパイスカクテル』が刊行いたしました。こちらはスパイスにフォーカスしたレシピ本です。私自身もそうですが、お料理にスパイスを使用する際、使い切るのに時間がかかります。テレビなどでもスパイスを使用した料理に注目されているようで、よく見かけます。これだけスパイスが普及しているなら、スパイスを使用したドリンクも日常的に取り入れたいですよね。そこで役立つのがこちらのレシピ本なのです。著者は児島麻理子さん、バカルディで広報を担当後独立。オリオンビール広報室長を経て、Hanakoでの連載執筆などライターとしても活動されております。くぼあやこさんのイラストと共に楽しめます。なんかかっこいいグラスで写真を撮影してカクテルを並べるのもありですが、イラストにすることによって柔らかさが表現できるので、おうちで簡単にできそう!ってチャレンジしやすい雰囲気になっていてよいと思いました。こちらのレシピ本は4人のバーテンダーが考案しているのですが、そのうちの一人が私で私はモクテル10種を紹介させていただいております。

シナモンモスコミュール (Cinnamon Moscow Mule)

爽やかな中にシナモンの甘い香りが漂う、おやつなモスコミュール。
Cinnamon Moscow Mule
<材料>
シナモンパウダー 0.1g
ライム 1/4個
辛口ジンジャーエール 150ml
<作り方>
1. タンブラーにライムを絞り入れる
2. 氷を入れる
3. ジンジャーエールを満たす
4. シナモンパウダーをふる
5. 軽く混ぜる

こちらは、パウダーが液面に浮きやすくなるので、量の調節を行ってください。シナモンスティックでも代替え可。その際は細かく砕いたものを入れてください。

カルダモンモヒート (Cardamon Mojito)

スパイスの女王は存在感充分。爽やかなモヒートが更に香り高い爽やかなフレーバーに
Cardamon Mojito
<材料>
グリーンカルダモン 3個
ライム 1/4個
ミント 0.5g
シロップ 5ml
炭酸 150ml

<作り方>
1. グリーンカルダモンをしっかりと潰す
2. 潰したグリーンカルダモンをグラスに移す
3. ライムを入れて、潰す
4. シロップ、ミントを加えて軽く潰す
5. 氷を加える
6. 炭酸を満たす
7. 軽く混ぜる

 モヒートは色んなスパイスと相性がいいので、カルダモン以外にもコリアンダーシード、フェンネルシードなどがおすすめ

シーズンドココア(Seasoned Cocoa)

スパイスたちとココアの相性は抜群。ココアのチャイ版みたいな感じです。
Seasoned Cocoa
<材料>
ホットココア 200ml
シナモン 0.2g
ナツメグ 0.1g
クローブ 0.1g
オールスパイス 0.1g

<作り方>
1. マグカップにスパイスたちを入れる
2. ホットココアを注ぐ
3. よく混ぜる

生姜があればほんの少し、生姜ジュースを絞り入れるとより複雑な味わいに変化します。ベースをココアではなく、チョコレートでも◎。お酒を入れるならラムが良い◎。

ペッパリーメアリー(Peppery Mary)

セイボリーなモクテル。まるでスープのようなトマトジュース。食事との相性が抜群です
Peppery Mary
<材料>
トマトジュース 200ml
チリペッパーパウダー 0.2g
ブラックペッパー 3粒
パプリカパウダー 0.3g
バルサミコ酢 5ml
塩 一つまみ

<作り方>
1. グラスに材料を全て入れて、よく混ぜる
2. 氷を入れる

お好みでセロリスティックをさしたりすれば、本格的なヴァージンメアリーです。

オリエンタルアップル (Oriental Apple)

五香粉のシノワフレーバーとリンゴの相性は非常に良い。複雑なフレーバーが重なり、リッチーな味わいに。
Oriental Apple
<材料> 
五香粉 0.3g 
林檎ジュース 150ml
レモン 5ml
シロップ 5ml

<作り方>
1. 材料を全て混ぜる(ボールなどに入れて。)
2. 濾しながら、氷の入ったグラスに注ぐ
3. スターアニスを飾る

 五香粉は汎用性のあるスパイスで、いろいろな飲み物に加えると新しい発見があります。

スパイシーフィズ (Spicy Fizz)

名の通り、スパイス感いっぱいなフィズ。爽快感とパワフル感をお楽しみいただけます
Spicy Fizz
<材料>
コリアンダーシード 20粒
グリーンカルダモン 6粒
ピンクペッパー 20粒
レモンジュース 20ml
シロップ 15ml
炭酸 150ml

<作り方>
1. すり鉢にスパイス三種を入れて、潰す
2. レモンジュースとシロップを注ぎ、混ぜる
3. 濾しながら、氷を入れたグラスに注ぐ
4. 炭酸を満たす
5. 軽く混ぜ、レモンを飾る

すり鉢の中でジュースやシロップにスパイスのフレーバーをつけるイメージです。

ジッピーワイン(Zippy Wine)

まるでプラムワインを飲んでいるような味わい。
Zippy Wine
<材料>
シナモンパウダー 0.1g
クローブ 0.5g(7粒)
スターアニス 2個
ブラックペッパー 0.5g(12粒)
クランベリージュース 200ml

<作り方>
1. ボールなどの容器に材料を全て入れる
2. 二時間くらい置いて、濾してグラスに注ぐ

二時間置くかは、スパイスの漬け込み具合をみてお好みで調節をしてください

フェンネルシードオレンジ(Fennel Seed Orange)

フェンネルシードが放つフレーバー(エストラゴール)はまるでアルコール感を感じることができます。
Fennel Seed Orange
<材料>
フェンネル 10粒
オレンジジュース 90ml
自家製柑橘シロップ 1tsp ※【オレオサッカラムシロップの作り方】を参考にしてください。
ジンジャーエール 60ml

<作り方>
1. フェンネルシードをすり鉢に入れ、潰す。
2. オレンジジュースを加えて20分ほど置く。
3. フェンネルの香りがついたオレンジジュースを、濾しながら氷の入ったグラスに注ぐ。
4. シロップを加えて、ジンジャーエールで満たし、軽く混ぜる。
5. オレンジピールを飾る。

大人なオレンジスカッシュです。

※【オレオサッカラムシロップ風の作り方】
オレオサッカラムシロップ風の作り方です。オレオoleo はラテン語で油。サッカラムssacharum はサトウキビの意味で、柑橘の皮の油を砂糖に染み込ませて、砂糖を溶かしたシロップのことを言います。ずっと昔からある方法で火を使用しないので、簡単です。そして何と言っても香りが深くて美味しいのです。今回“風”にしているのは、表皮だけを使用していないので、“風”とさせていただきます。

<材料>
オレンジの皮(実以外)一個
お砂糖 100g

<作り方>
1. 実を食べた後の皮たちをタッパーへ入れる。本当は皮の白い部分や実は使用しないのですが、今回は実が少し残った部分も、アルベド(白い部分)も使用します。
2. オレンジ一個に対してお砂糖100gを覆い被せる
3. 蓋をして1日置く
4. 濾して出来上がり
5. 冷蔵で保管してください

皮の苦味なども含まれるので、ちょっとしたモクテルやカクテルの味わいもとても膨らみます。大体一週間くらいで使用してください。ただ、ウォッカ などのアルコールをティースプーン一杯分を入れると2、3週間は日持ちします。そうするとアルコールゼロではなくなりますが。。。

タンジィ&ホージィ(Tangy&Hoji)

スターアニスの独特のスパイス感とほうじ茶の香ばしさを同時に味わえるモクテル。オレンジピールの柑橘フレーバーとトニックの苦みが重なることによって、リッチで深みのある味わい。
Tangy&Hoji
<材料>
自家製スターアニスほうじ茶シロップ 10ml ※【ほうじ茶とスターアニスのシロップの作り方】を参考にしてください
生姜ジュース 少々
トニックウォーター 150ml
オレンジピール 1個
スターアニス 1個

<作り方>
1. 氷の入ったグラスにシロップと生姜ジュースを注ぐ。
2. トニックウォーターを満たす
3. オレンジピールとスターアニスを飾る。

スパイスとお茶の組み合わせは無限大。ご自宅にある様々なお茶を使用して、アレンジしてみてください

※【ほうじ茶とスターアニスのシロップの作り方】

<材料>
お砂糖 50g
スターアニス 5個
ほうじ茶パウダー 2tsp
お水 50g

<作り方>
1. 鍋にお砂糖を入れる。
2. スターアニスを入れる。
3. ほうじ茶パウダーを入れる。
4. お水を入れる。
5. 弱火にかける。
6. 溶けるまで混ぜる。
7. 溶けたら、濾して出来上がり。

今回使用したほうじ茶パウダーはスーパーに売っているもので手に入れやすいし、パウダー状なので使い勝手がいい。お茶をお湯などでお茶を出すより、パウダーを使用したほうが水っぽく(味が薄まらない)ならないのです。なりより慣れない方には味が一定で作成できるので、安定します。ほうじ茶だけのシロップもいいですが、スパイスと組み合わせてシロップを作ることによって、複雑な味わいになります。これが結果、美味しいモクテルやカクテルを仕上げることになるのです。スターアニス以外にもシナモン、オールスパイス、生姜などもおすすです。シロップを作るときはお水:砂糖=1:1が失敗しにくい分量です。試してみてください。

オールスパイス&チャービル (Allspice & Chervil)

チャービルならではの柔らかいハーブ感を楽しむことができるモクテル。さっぱりした味わいで終わらず、オールスパイスによる奥行きを楽しめます。
Allspice & Chervil
<材料>
オールスパイス ひとつまみ
チャービル 2本
レモンジュース 10ml
シロップ 10ml
炭酸 130ml

<作り方>
1. チャービルをすり鉢に入れ、潰す。
2. レモンジュース、シロップ、オールスパイスパウダーを加えて、混ぜる。
3. 氷の入ったグラスに、濾しながら注ぐ。
4. ソーダを満たし、混ぜる。
5. レモンスライスとチャービルを飾る。


オールスパイスって、ハンバーグなどのお肉料理に使用することが多いと思いますが、モクテルにもいいアクセントとして効果を出します。ハーブを使用したレシピにスパイスをプラスすると言うテクニック使えますよ。ぜひ試してみてください。

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上記のように一般的にスーパーで売られているもので、0.1g=約2-3ふりでした。

0.1gまで測れない場合は、それを目安にしていただければと思います。

モクテル10種以外にも、テーマごとにカクテルが紹介されているので、是非みなさん読んでいただいて、おうちでスパイスカクテル&モクテルを楽しんでいただきたいと思います。

Bar Times の記事はこちら

おうちでつくれる かんたんスパイスカクテル

Miyazaki Shochu Mix up week 2022 宮崎焼酎プロモーション

sugaichi

こんにちは、鎌田真理です。今日は先日行いました234のバーが繰り広げる焼酎カクテルウィーク『宮崎SHOCHU Mix Up Week 2022』プロモーションの紹介をしたいと思います。

sugaichi

 こちらのプロモーションは、日本古来の伝統的な蒸留酒である「焼酎」の新たな可能性を探るべく、全国展開で行われました。それぞれのバーがオリジナリティーに富んだカクテルを2022年3月1日(火)~3月20日(日)提供していたのです。
 実は焼酎、Koji Spiritsとして世界から近年注目されています。その中でも宮崎焼酎は7年連続本格焼酎出荷量日本一に輝いた県なのです。

making

 私たちバーテンダーって、お酒の勉強を始める時って、だいたいウイスキーやブランデー、ウォッカ、リキュールなど洋酒から勉強することが多く、日本のお酒を勉強するのは二の次になりがちなのです。なぜなら、バーに置いていないからです。また、人気のスタンダードカクテルは、ジンベースやウイスキーベース。という背景がありました。しかしながら、焼酎も立派にカクテルのベースになりえる存在ですし、世界から注目されている今、日本のバーテンダーが日本のスピリッツを使用しない手はないですよね。私自身も新たな可能性を探る良い機会となりましたし、焼酎カクテルを召し上がっていただいたお客様も満足していただけたと思います。 

making

 実際に提供していたカクテルの紹介をします。今回も渡邊酒造場さんの焼酎を使用させていただき、作成致しました。

壽賀市 Sugaichi

<材料名>
60㎖ 黒麹 旭万年 渡邉酒造場
10㎖ スイートベルモット
5㎖ メイプルシロップ
10drop アボッツビターズ

➤氷を入れたミキシンググラスに材料を全て入れ、ステアし、カクテルグラスに注ぐ。グラスのふちに花穂をクリップで添える。

 創業者、渡邊壽賀市氏がアメリカに渡り林業で成功、20年後宮崎県に移り焼酎蔵を購入したことに着想し、アメリカンクラシックカクテル、マンハッタンをツイスト。
黒麹由来の芳しい香りを持つ黒麹旭萬年とマンハッタンを掛け合わせ、重厚感ある味わいに仕上げました。香ばしさを持つ甘味料のメイプルシロップ、しっかりした苦味を持ちマンハッタンのオリジナルレシピに使われていたアボッツビターズを加え、黒麹旭萬年の力強い味わいを活かすフレーバーに。
making

2021年から始めたこのプロモーション、来年は更に広がりをみせるものになりそうです。是非各バーを訪れて様々なカクテルを召し上がっていただけたらと思います。

宮崎SHOCHU Mix Up Week 2022 渡邊酒造×PeterバーのYouTube

宮崎本格焼酎応援サイトDareyami公式サイト

飲料トレンド特別レポート イングリッシュジン by ホテレス

こんにちは鎌田真理です。先日配信・発行されたホテレスにて取り上げられております、記事についてお話したいと思います。流行はいつもイギリスからやって来る?という切り口ですが、実際に流行りそうなものに対してテイスティングしてディスカッションしてみよう!という企画でした。

 ちなみに、場所は英国大使館。久しぶりに伺いました。以前こちらでイングリッシュジンのカクテルコンペティション(ビーフィーターインターナショナルコンペティション)を行っていたのです。そのコンペの選手で出場した以来ですよ。

British Embassy
素敵なお部屋

今回のテーマはイングリッシュジン。ジンと言えばイギリスです。流行というより定番とういう立ち位置にいるイングリッシュジン、その中でも新たにクラフトジンというものが多数出てきています。日本においても既にトレンドはきており、数年前から国産クラフトジンがたくさん作れているので、ジンが身近になってきた方もいるのではないでしょうか?

早速ですが、今回テイスティングした4種を私の個人的な感想を加えて紹介していきます。

Brighton Gin Pavilion Strength

Brighton Spirits Company
Brighton Gin Pavilion Strength


Brighton Gin Pavilion Strength  ブライトンジンパヴィリオンストレングス
ボタニカル:有機小麦、地元産のコリアンダー、ジュニパー、アンジェリカルート、オレンジとライムの皮、アザミの種
テイスティングノート:オレンジのような丸みのある柑橘香。
おすすめの飲み方:ネグローニなら、アペロールのようなオレンジフレーバーが強いビターリキュールがおすすめ。ジントニックなら、フルーツはライムではなく、オレンジ。あとは、アペロールスプリッツアー風で、ブライトン、アペロール、トニック、オレンジピールというのも美味しそうかと。
ペアリングフード:マリネ料理


Mermaid Gin

Isle of Wight Distillery
Mermaid Gin

Marmaid Gin マーメイドジン
ボタニカル:ロックサンファイア、レモンゼスト、グレインオブパラダイス、エルダーフラワー、ボアディケアホップ、コリアンダー、ジュニパー、オリスルート、アンゼリカルート、リコリスルート
テイスティングノート:繊細な複雑性。シトラス香よりハーブ香が際立ったイメージ。浜のフレーバー、塩味を感じることができる。
おすすめの飲み方:ジントニックなら、胡瓜やシソの葉が相性良さそう。オリジナルカクテルつくるなら、副材料に緑茶を入れて炭酸を満たし、酢橘を搾って、紫蘇を飾るカクテル。が美味しそう。
ペアリングフード:和食料理

Hayman’s Old Tom Gin

Hayman’s of London
Hayman’s old tom gin

Hayman’s Old Tom Gin ヘイマンズオールドトムジン
ボタニカル:ジュニパーベリー、コリアンダー、ナツメグ、シナモン、オレンジの皮、アンジェリカの根、オリスの根、カッシアの樹皮、カンゾウ、レモンの皮
テイスティングノート:全体的にしなやかに優しいフレーバー。いつも使用しているので、馴染み深いです。
おすすめの飲み方:トムコリンズ、フレンチ75
ペアリングフード:油を使用したものに、ビネガーを添えたフィッシュアンドチップスが相良よさそう。

Cotswolds Dry Gin

The Cotswolds Distillery
Cotswolds

Cotswolds Dry Gin コッツウォルズドライジン
ボタニカル:ジュニパー、アンジェリカルート、コリアンダーシード、ライムピール、ピンクグレープフルーツピール、カルダモンシード、ブラックペッパーコーン、ラベンダー、ベイリーフ
テイスティングノート:とても個性的なフレーバー。ボタニカルそれぞれの香りが全面的に出てくる。ラベンダーやスミレなど紫色の花のフレーバーも感じ取れる。
おすすめの飲み方:ジンをふんだんに使用したマティーニ。もしくは、パフェタムール、卵白、レモンのショートカクテル。ふわふわのテクスチャーでも、個性的なジンならしっかりと味わいがでしょうなので。
ペアリングフード:スパイスを使用したお料理全般など


今回は4種のジンの紹介でしたが、数えきれないほどのクラフトジンがあるので、召し上がれる機会があればぜひ試してみてください。

HOTERESオンラインはこちら。

プロバーテンダー 本気のジュース Juiceya SUN に行ってきた

JUICEYA SUN

 こんにちは、鎌田真理です。今日は築地にあるJuiceya SUNの紹介をします。場所は活気のある築地場外市場にあります。プロのバーテンダーがこだわりにこだわった、ジュース達を販売しています。

お店のコンセプト(公式ホームページより)

私達人間をはじめ動物・植物など全ての生物は太陽の賜物であるということ。

お客様と生産者を太陽(SUN)のように照らす

juiceyaSUNでは
産地直送の新鮮な果物を常に使用。
フレッシュジュース専門店として身体と環境を1番に考えます。

売り切れ次第終了。
ご予約はお一人2杯までオーダー可能です。
1杯は1,000円~時価で味と素材にとことんこだわりを持ってます。

プロバーテンダーが作るとことんこだわったジュース。
(お酒トッピング有)
カクテルテクニックを生かした本格ジュースをお楽しみください。

山崎剛さん
お店のオーナーはただのプロバーテンダーというだけでなく、たくさんの受賞歴がある日本一バーテンダー。銀座のご自身のバーで夜はバーテンダーをしています。気さくにいろいろ教えてくれます。

Mr. Tsuyoshi Yamazaki

築地でスタンディング
お店はまるでスタンディングのカウンターのよう。山崎さんの銀座のバーにいる錯覚をおこしちゃいまいした。

本日のメニューはこんな感じ。
メローゴールド、パイナップル、苺、ポンカン
そして、ホットジュースもあります。トマト、生姜、ユズ
季節ごとに使用する食材が変わるのも魅力的ですね。

本日のメニュー

お値段とサイズはこちら。
スタンダードが1000円、ミニのお試しサイズが500円、二つの間がミディアム800円。

本日のフルーツディスプレイ

楽しいディスプレイ
見たことのないフルーツとの出会いもあると思います。また、メニューに載っていないものもショーケースで発見!左上がザクロかな?

サイズと金額

贅沢な一杯
本日頂いたのは、ポンカンのスタンダードとパイナップルのスタンダード。例えば、ポンカンだと6個分も使用しているのです。コスパに驚きました。それはそれは、フルーティーで甘くって、果実味たっぷりのジュース。また、ガニッシュに添えられているのもポイントだと思います。やっぱり、飲みながら食べる、食べながら飲む。同じポンカンを一杯二通りで楽しむことができるのですから。バーテンダーらしいですよね。

juice with garnish

ホットなジュース
ホットトマトジュースも試させていただきました。トマトの甘味と酸味を活かしたスープのようなジュース。寒い日にもってこいですよね。

menu at the entrance

アルコールトッピング
店頭のメニューにもある通り、酒トッピングが+500円でできます。こちらはミニと組み合わせるので、1000円となるのですが、ジュースに酒トッピングって、つまりカクテルです。ウイスキーやラムなどフルーツに合わせていただくことができます。同じお酒でもフルーツを変えれば全く雰囲気の味わいになりますし、同じフルーツでもお酒を変えれば全く別の味わいになります。何通りにもなるこの楽しさ、たまらないです。

スタンディングでアイリッシュコーヒー
Juiceya SUNの名物になってる?なるのではないか!アイリッシュコーヒーが絶品です。アイリッシュコーヒーとはクラシックカクテルで、世界的にも有名なホットカクテルです。アイリッシュウィスキーをベースに、コーヒー、砂糖、生クリームの入った甘めのホットドリンク。寒い時期に好まれるホットカクテルで、世界的にも人気なんですよ。

作り方は、
1. グラスにホット・コーヒーを注ぎ、角砂糖或いはブラウンシュガーを入れる。
2. アイリッシュ・ウイスキーを注ぎ、ステア(まぜまぜ)する。
3. 生クリームをフロートさせ(浮かせて)完成。
Irish coffee

 作り方と材料を見てるだけだと、シンプルなカクテルですが、いろいろと難しいのですよ。上に浮かせる生クリームの状態は、固すぎると口当たりが良くならないし、逆にクリームが柔らかすぎるとコーヒーに浮かないのです。境界線がにじんだりとか。。山崎さんはプロのバーテンダーをしておりますから、ささっと手際よく、泡だて器を使用しコーヒーを温めながら、生クリームの準備をします。
 銀座クラシックバークオリティのアイリッシュコーヒー、お外で、スタンディングで昼間にいただくことができるなんで、贅沢すぎます。お値段は1000円です!

good quality Irish coffee

普通のジュース屋さんと違う、バーテンダーのJuiceya SUN
一杯一杯を丁寧に仕上げた、ジュースだけではありません。お酒のトッピング、氷へのこだわり、旬のフルーツを使用、ドリンクのアレンジなどプロのバーテンダーだからこそできるジュースがここにあります。是非、皆さんにも堪能していただければと思います。おすすめです!

juiceya SUN

Juiceya SUN でプロバーテンダーの本気のジュース飲んでみた。←動画はこちら

ジュースの予約は公式サイトにあります⇓
Juiceya SUN の公式サイト

山崎さんの夜の顔、銀座のバーもおすすめです
Bar Goyaの公式サイト

What is Mocktail ? モクテルとは? vo.2

 こんにちは、鎌田真理です。

 すっかり『モクテル』が普及してきたと感じるこの頃。以前私のモクテルの考えを記述させていただきました。

 再度、モクテルの語源をお話しますと、Mocktailは造語。Mock cocktails の略で、Mock(真似る)+Cocktail(カクテル)から始まったとされています。お酒のカクテルを真似てるということで、お酒の入っていないカクテル、つまりノンアルコールカクテルのことを一般的に指しています。

 では、私の考えるモクテルの定期ですが、『カクテルに負けないモクテル』が前提にあり、アルコールが入っているカクテルのボリュームや複雑な味わいがあるレシピが私の目指すモクテルです。お酒が入っていないのに、入っているような気分になれるようなモクテルなど。

 と、お話をさせていただきました。そして、少しイメージというか『モクテル』という言葉事体を変化させたいなあと思い始めまして。。ここだけの話、海外で『モクテル』という言葉ができた割に、今現在海外では『Mocktail』と言わないらしいのです。。。使用されるにはされるらしいのですが、少し子供じみた雰囲気の言葉になるらしいのです。だからと言って何か他の言葉が生まれたかと言えばそうではない。海外と日本の時差があるので、せっかく日本で『モクテル』が広まってきたのに。。とは言え、日本では数年は 『モクテル』 で全然通用すると思っています。

 最近はカクテルを真似するというより、ノンアルコールで独立させたいと考え始めて、『 Ø proof 』と呼び始めました。プルーフとは証明するという意味があるのですが、アルコール度数を表現する言葉でもあります。ゼロプルーフ=モクテル=ノンアルコールカクテルという意味合いがあります。また、 どこにも属さない、一つのポジションを作る思い。カクテルを真似たモクテルでもない、アルコールでもない。独立したカテゴリーを作る思いでレシピを作成。
  この言葉が普及し始めたら2021年9月24日より呼ばれるようになる(ゼロプルーフの販売開始日)。と受け継がれていくことがあるかは不明ですが、発信を続けていきたいと思います。

鎌田真理とモクテル 

モクテルに関わったきっかけは?

 私がモクテルに関わったきっかけは、2000年頃にNYのバーに行った時、メニューに『モクテル』と載っていたのが、言葉を知ったきっかけです。体質的にお酒が飲めないので、私にとって“モクテル”は本当に特別な存在になっていくのです。
それから、私にとっての “モクテル” はただのソフトドリンク、ジュースで終わらせたくないことが前提にありまして、そのためにはアルコールで表現できる複雑なフレーバーや、口の中に残る余韻などを、アルコール以外でどう表現できるかという事を考えております。それが難しさでもあり、面白さでもあります。

消費者とモクテル

モクテルへの反応は?

 特にこの数年で“モクテル”の認知度があがったため、注目度が高まっていると思います。ご自身で自分の好みを知ろうと、お勉強熱心な方もおり、反応はとてもいいと思います。どのバーでも提供されている定番商品になりそうですし、お酒が飲めない方でもバーを楽しむことができるようになったので、いろんな方がバーに訪れるようになると思います。

ザ・ゼロプルーフ / モクテル

魅力はずばり何?

 無限の可能性。まず、アルコール度数がゼロ度というところで、対象となる人が全てになる。そして、時間帯を選ぶことはないし、内容によってはあらゆるシーンをフォローすることができるかもしれません。そういった意味では無限の可能性がザ・ゼロプルーフ/モクテルの魅力です。

鎌田真理による、簡単モクテルレシピ伝授『NHKひるまえほっと出演』

こんにちは。鎌田真理です。なんと先日NHKの番組『ひるまえほっと』に出演し、おうちで簡単モクテルを伝授させていただきました。

NHKひるまえほっと

ベテランバーテンダー鎌田真理さん伝授!簡単モクテルレシピ

 番組ではノンアルコール市場の普及率、ノンアルコール専門バーがオープンした情報、またスーパーなどの小売りでもノンアルコールの商品を充実させたりと、モクテルがここ数年普及しているというお話を取り上げていました。その中で、お家で簡単に作れるモクテルを紹介させていただきました。本当に素晴らしい機会をいただくことができ、感謝です!視聴者の皆様にも挑戦をしていただきたかったので、簡単かつご家庭の食事にも合わせやすい三種類のモクテルを厳選させていただきました。

ジッピーワイン(Zippy Wine)
まるでプラムワインを飲んでいるような味わい。

ワインに着想してスパイスを加えたモクテル
zippy wine
<材料>
シナモンパウダー    0.1g
クローブ        0.5g(7粒)
スターアニス      2個
ブラックペッパー    0.5g(12粒)
クランベリージュース  200ml

<作り方>
1. ボールなどの容器に材料を全て入れる
2. 二時間くらい冷蔵庫にて置いて、濾してグラスに注ぐ

 食事と合わせるお酒のイメージに上がるであろうワイン。それをイメージさせたモクテルがジッピーワイン。zippyとは、生きの良い、元気のよい、ぴちぴちな意味がありまして、いろんなフレーバーの要素が表立った表現をしたくて、このような名前をつけています。そのフレーバーの要素とは、シナモン、クローブ、スターアニス、ブラックペッパー4種のスパイスたちです。漬け込む時間ですが、二時間としていますが、二時間以上時間をおくかは、スパイスの漬け込み具合をみてお好みで調節をしてください。

 冒頭にワインをイメージしたとは記載していますが、ワインのような苦み(タンニンっぽさ)は加えていません。このモクテルを合わせるのにイメージした料理はお肉で、ベリー系のソースが似合うようなお肉料理です。ベリー系のソースをかけるのではなく、あわせる飲み物でフレーバーを足していくイメージです。例えば、チキンソテー( ベリーソースがけ)、北欧風ミートボール(ベリーソース添え)、豚肉舞茸巻き(ブルーベリーソース)、ラムチョップのソテーベリーベリーソース)のようなお料理がおすすめです。

ティーヴェール(Tea Vert)
お茶をベースにしたゼロプルーフ。

お料理のお供におすすめです
Tea Vert
 <材料> 
煎茶    100ml*
紫蘇    2枚
酢橘    1/4個
*煎茶は水出しを使用。お水375mlに対して、10gの煎茶で水出し2時間。

<作り方>
1. ボールなどの容器にシソの葉を潰す
2. 煎茶を注ぐ
3. 酢橘を搾る
4. 軽く混ぜる

 お家で作れるモクテルの材料として是非チャレンジしていただきたいのが、お茶です。今回は煎茶を使用したモクテルを紹介します。煎茶ベースなので、食事とも相性が良い!それをただのお茶ではなく、いろんなフレーバーを重ねたモクテル。とはいえ、材料は三種類のみ。

 作り方はこちらも簡単。最初の紫蘇の葉を潰すところですが、潰すというより、すり棒などで叩くイメージです。収録では5回ほど叩きました。回数を増やせばより紫蘇の香りを出すことができます。

 紫蘇と酢橘の分量は合わせる料理によって、調整してもいいですね。イメージしたお料理は和食。お刺身のようなフレッシュ感のあるものだと酸を気持ち強めにしたほうがより相性が良くなります。つまり、酢橘の分量を増やします。逆に、クリーム系のものは酸を弱めにします。 食事をしながら、自分で調節できるのもクラフト感があって、楽しんでいただけると思います。

ペッパリーメアリー(Peppery Mary)
セイボリーなゼロプルーフ。

まるでスープのようなトマトジュース。 
食事との相性が抜群です。
Peppery Mary
<材料>
トマトジュース    200ml
チリペッパーパウダー 0.2g
ブラックペッパー   3粒
パプリカパウダー   0.3g
バルサミコ酢     5ml
塩          ひとつまみ

<作り方>
1. グラスに材料を全て入れて、よく混ぜる
2. 氷を入れる

 クラシックカクテルにブラッディマリーというウォッカをベースにトマトジュースを入れたものがあります。そのゼロプルーフ版をイメージしたものです。ペッパリーという名前からもイメージできるように、いろんなスパイスをトマトジュースに入れちゃってます。お酒の ブラッディマリー は塩、胡椒、タバスコ、リーペリンソース、レモンなどが主流ですが、今回はお家お料理で使用しそうなスパイスを使って深みをだしています。また、酸味もレモンではなくバルサミコ酢で表現。辛さや塩味などはお好みで調整してください。

 トマトベースのスープを飲んでいるような味わいなので、相性の良いいお料理も幅が広いと思います。自由にペアリングを楽しんでみてください。セロリスティックをグラスに指したら、本格的なヴァージンメアリーです。

 下記のように一般的にスーパーで売られているもので、0.1g=約2~3振りでした。0.1gまで測れない場合は、それを目安にしてください。

0.1g

=約2~3振り

放送の様子はこちらから
NHKデビューしました。おうちでモクテル。

 放送後ご視聴頂いた方より、こんな世界があったとは知らなかったというコメントを頂きました。近年注目されている分野とは感じていますが、まだまだ知られていない世界。是非一度試してこのモクテル/ゼロプルーフの世界を体験していただきたいと思います。

CRAFTROOM at Osaka

こんにちは。鎌田真理です。今回は友人藤井氏が新しいバー、CRAFTROOMをオープンさせたという事で、早速に行ってきました!場所は大阪駅前の第一ビルです。地下二階にCRAFTROOMはあるのですが、たくさんの飲食店があり大変賑わいのある場所です。店内に入ると地下ビルの雰囲気とは全く違う店内でした。

LA CAVE de Kuheiji|九平次公式ショップ

メニューはコンセプト別に作られており、とても見やすい。たくさんの種類があるのに、注文するまで、頭の中を整理しながら選ぶことができます。

FAST DRINKS
早い飲み物。注文するとサクッと出てくる飲み物。ジントニックやハイボールなど。
CLASSIC GIANTS
マティーニ、ネグローニ、ジンフィズなどのクラシックカクテルリスト
MODERN & SIGNATURES
ペニシリンやパロマなどをオリジナルにアレンジしたカクテルたち。
WHISK(E)Y
ウイスキーのリスト
WHISK(E)Y FLIGHT 15ML*3GLASSES
ウイスキーを少量ずつ三種類楽しむリスト
OTHERS
シードルやビールなど。
SNACKS
フードアイテム。
そ・し・て
ちゃんとMOCKTAILだけのリストもありましたー!

fast drink list

ウイスキーもカクテル以外のアイテムも充実していますが、カクテルがいろいろ選べて本当に楽しい。味わい、香りなど、大事に少しずつ頂きたくなるくらい繊細なカクテルで、是非皆さんにも試していただきたいです。下戸としてはモクテルの種類が充実しているもの助かります。私は4杯モクテルをいただきました。

mocktails list

グレープフルーツ&ハーブ とてもリフレッシングな一杯。セージとグレープフルーツの相性がとてもいいです。最初の一杯としておすすめのモクテルです。

grapefruits and herb

ラズベリーエスプレッソカップ しっかり苦みのあるエスプレッソとラズベリーのモクテル。食後のコーヒーの代わりにもなります。

raspberry espresso cup

パッションサワー パッションの酸味とライムの酸味を重ねた、すっきりモクテル。

もちろん、メニューに載っていないカクテルの注文も可能です。アルコール入りのモヒートもノンアルコールのヴァージンモヒートもどちらも美味しかったです。

mojito and virgin mojito

余談ですが、カクテルの名前をつけることをネーミングとバーテンダーはいうのですが、彼のカクテルはネーミングから中身を予想することができる名前をつけています。私もそういうネーミングの付け方をします。説明をしなくても想像しやすい名前をつけた方が理解しやすいと思っているので。

おつまみもしっかり、作り込んだものが提供されております。食事の後に伺ったのに、ついつい、いろんなものを食べてしまいました。食いしん坊には本当にたまりません。

実は、大阪在住の友人と伺ったのですが、彼は翌日もバーに訪れたそうです。気に入っていただけたのがとても嬉しい。大阪に行かれた際はぜひ行ってみてください。素敵なバーですよー。*2020年のメニューです。

CRAFTROOMの公式ホームページはこちら。

大阪駅前第1ビルの公式ホームページはこちら。

DREAM BEER