Miyazaki Shochu Mix up week 2022 宮崎焼酎プロモーション

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こんにちは、鎌田真理です。今日は先日行いました234のバーが繰り広げる焼酎カクテルウィーク『宮崎SHOCHU Mix Up Week 2022』プロモーションの紹介をしたいと思います。

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 こちらのプロモーションは、日本古来の伝統的な蒸留酒である「焼酎」の新たな可能性を探るべく、全国展開で行われました。それぞれのバーがオリジナリティーに富んだカクテルを2022年3月1日(火)~3月20日(日)提供していたのです。
 実は焼酎、Koji Spiritsとして世界から近年注目されています。その中でも宮崎焼酎は7年連続本格焼酎出荷量日本一に輝いた県なのです。

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 私たちバーテンダーって、お酒の勉強を始める時って、だいたいウイスキーやブランデー、ウォッカ、リキュールなど洋酒から勉強することが多く、日本のお酒を勉強するのは二の次になりがちなのです。なぜなら、バーに置いていないからです。また、人気のスタンダードカクテルは、ジンベースやウイスキーベース。という背景がありました。しかしながら、焼酎も立派にカクテルのベースになりえる存在ですし、世界から注目されている今、日本のバーテンダーが日本のスピリッツを使用しない手はないですよね。私自身も新たな可能性を探る良い機会となりましたし、焼酎カクテルを召し上がっていただいたお客様も満足していただけたと思います。 

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 実際に提供していたカクテルの紹介をします。今回も渡邊酒造場さんの焼酎を使用させていただき、作成致しました。

壽賀市 Sugaichi

<材料名>
60㎖ 黒麹 旭万年 渡邉酒造場
10㎖ スイートベルモット
5㎖ メイプルシロップ
10drop アボッツビターズ

➤氷を入れたミキシンググラスに材料を全て入れ、ステアし、カクテルグラスに注ぐ。グラスのふちに花穂をクリップで添える。

 創業者、渡邊壽賀市氏がアメリカに渡り林業で成功、20年後宮崎県に移り焼酎蔵を購入したことに着想し、アメリカンクラシックカクテル、マンハッタンをツイスト。
黒麹由来の芳しい香りを持つ黒麹旭萬年とマンハッタンを掛け合わせ、重厚感ある味わいに仕上げました。香ばしさを持つ甘味料のメイプルシロップ、しっかりした苦味を持ちマンハッタンのオリジナルレシピに使われていたアボッツビターズを加え、黒麹旭萬年の力強い味わいを活かすフレーバーに。
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2021年から始めたこのプロモーション、来年は更に広がりをみせるものになりそうです。是非各バーを訪れて様々なカクテルを召し上がっていただけたらと思います。

宮崎SHOCHU Mix Up Week 2022 渡邊酒造×PeterバーのYouTube

宮崎本格焼酎応援サイトDareyami公式サイト

飲料トレンド特別レポート イングリッシュジン by ホテレス

こんにちは鎌田真理です。先日配信・発行されたホテレスにて取り上げられております、記事についてお話したいと思います。流行はいつもイギリスからやって来る?という切り口ですが、実際に流行りそうなものに対してテイスティングしてディスカッションしてみよう!という企画でした。

 ちなみに、場所は英国大使館。久しぶりに伺いました。以前こちらでイングリッシュジンのカクテルコンペティション(ビーフィーターインターナショナルコンペティション)を行っていたのです。そのコンペの選手で出場した以来ですよ。

British Embassy
素敵なお部屋

今回のテーマはイングリッシュジン。ジンと言えばイギリスです。流行というより定番とういう立ち位置にいるイングリッシュジン、その中でも新たにクラフトジンというものが多数出てきています。日本においても既にトレンドはきており、数年前から国産クラフトジンがたくさん作れているので、ジンが身近になってきた方もいるのではないでしょうか?

早速ですが、今回テイスティングした4種を私の個人的な感想を加えて紹介していきます。

Brighton Gin Pavilion Strength

Brighton Spirits Company
Brighton Gin Pavilion Strength


Brighton Gin Pavilion Strength  ブライトンジンパヴィリオンストレングス
ボタニカル:有機小麦、地元産のコリアンダー、ジュニパー、アンジェリカルート、オレンジとライムの皮、アザミの種
テイスティングノート:オレンジのような丸みのある柑橘香。
おすすめの飲み方:ネグローニなら、アペロールのようなオレンジフレーバーが強いビターリキュールがおすすめ。ジントニックなら、フルーツはライムではなく、オレンジ。あとは、アペロールスプリッツアー風で、ブライトン、アペロール、トニック、オレンジピールというのも美味しそうかと。
ペアリングフード:マリネ料理


Mermaid Gin

Isle of Wight Distillery
Mermaid Gin

Marmaid Gin マーメイドジン
ボタニカル:ロックサンファイア、レモンゼスト、グレインオブパラダイス、エルダーフラワー、ボアディケアホップ、コリアンダー、ジュニパー、オリスルート、アンゼリカルート、リコリスルート
テイスティングノート:繊細な複雑性。シトラス香よりハーブ香が際立ったイメージ。浜のフレーバー、塩味を感じることができる。
おすすめの飲み方:ジントニックなら、胡瓜やシソの葉が相性良さそう。オリジナルカクテルつくるなら、副材料に緑茶を入れて炭酸を満たし、酢橘を搾って、紫蘇を飾るカクテル。が美味しそう。
ペアリングフード:和食料理

Hayman’s Old Tom Gin

Hayman’s of London
Hayman’s old tom gin

Hayman’s Old Tom Gin ヘイマンズオールドトムジン
ボタニカル:ジュニパーベリー、コリアンダー、ナツメグ、シナモン、オレンジの皮、アンジェリカの根、オリスの根、カッシアの樹皮、カンゾウ、レモンの皮
テイスティングノート:全体的にしなやかに優しいフレーバー。いつも使用しているので、馴染み深いです。
おすすめの飲み方:トムコリンズ、フレンチ75
ペアリングフード:油を使用したものに、ビネガーを添えたフィッシュアンドチップスが相良よさそう。

Cotswolds Dry Gin

The Cotswolds Distillery
Cotswolds

Cotswolds Dry Gin コッツウォルズドライジン
ボタニカル:ジュニパー、アンジェリカルート、コリアンダーシード、ライムピール、ピンクグレープフルーツピール、カルダモンシード、ブラックペッパーコーン、ラベンダー、ベイリーフ
テイスティングノート:とても個性的なフレーバー。ボタニカルそれぞれの香りが全面的に出てくる。ラベンダーやスミレなど紫色の花のフレーバーも感じ取れる。
おすすめの飲み方:ジンをふんだんに使用したマティーニ。もしくは、パフェタムール、卵白、レモンのショートカクテル。ふわふわのテクスチャーでも、個性的なジンならしっかりと味わいがでしょうなので。
ペアリングフード:スパイスを使用したお料理全般など


今回は4種のジンの紹介でしたが、数えきれないほどのクラフトジンがあるので、召し上がれる機会があればぜひ試してみてください。

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