WBS 出演しました

 こんにちは、鎌田真理です。今日はワールドサテライトビジネスの取材を受けたお話をしたいと思います。

ノンアルコールのカクテルの売れ行き・人気の度合い・注文は増えている?

 拡大続くノンアル市場ということで、ザ・ゼロプルーフの紹介をさせていただきました。コロナ過になる2007年のオープン当初前から、Peterバーでは10種くらいのモクテルと呼ばれるノンアルコールカクテルを常時メニューにご用意しておりました。その当時はまだモクテルという言葉もあまり知られておりませんでした。

 今までジンジャーエールを注文されていた方が、ノンアルコールカクテルを召し上がるといったような、食事をしながら召し上がったり、ノンアルコールカクテルだけでバーへ来店されるお客様も増えました。

 近年のノンアルコールの需要が生まれたことによって、モクテルが注目されるようになり、強み(他店との違い)を強調したく、ザ・ゼロプルーフと打ち出し、更にラインナップを増やしたことにより、お客様には豊富なバリエーションから選んでいただくことが可能になりました。

 以前は女性のお客様が召し上がっているイメージでしたが、ノンアルコールカクテルの普及に合わせて、男性のお客様を含む老若男女問わずたくさんのお客様に楽しんでいただいております。

そもそも、なぜノンアルコールのカクテルを展開するようになった?

 ホテルとしてのバーであるからこそ、バー利用だけでない、披露宴やお食事の前後、お茶のご利用の用途で立ち寄らる方もいらっしゃる。だから、コロナ過になる前から10種くらいのラインナップでした。しかしながら、近年のノンアルコールの需要が生まれたことによって強み(他店との違い)を強調したく、ザ・ゼロプルーフと打ち出し、更にラインナップを増やしました。

きっかけの一つにコロナの影響は?

①もともと国内においては、低アルコール化が進んだことで、モクテルがブームなった。
②海外のトレンドが日本でも紹介されるようになった。
③日本においてはコロナ過の影響によって、ステイホームが増え、外食、飲み会が減り、お酒を飲む機会が少なくなった代わりにノンアルコールを注目する人が増えた。
④日本でもノンアルコール専門店ができた。

という背景があるのではと思います。バーテンダーとしては、お酒を飲む機会が減るのは残念ですが、今までバーに縁がなかった方を取り組むことができるいい機会だと思っています。

20 kinds of zero proof

 車の運転などアルコールが召し上がれない。体質でアルコールが受け付けられない。体調で飲めないなどの状況でもアルコールの持つ、複雑な味わいはボリューム感を楽しむことができるのがノンアルコール(ここではザ・ゼロプルーフ)の良さだと思います。皆さんも是非、シーンに合わせて召し上がっていただけたらと思います。

Mocktail & Low-ABV Cocktail Bookモクテル&ローアルコールカクテル

 こんにちは、鎌田真理です。先日‶Mocktail & Low-ABV Cocktail Book″がリリースされました。

Mocktail & Low-ABV Cocktail Book 01

 Mocktail(モクテル)はMock(真似る)+Cocktail(カクテル)の造語で、つまりノンアルコールカクテルのことを指します。そして、ローアルコールはアルコール度数の低いカクテルのことを指します。ローアルコールの具体的な度数は決まりはないのですが、ここではアルコール度数1%~10%以下としています。

 最近のトレンドですが、低アルコール化が進んだことで、モクテルがブームなった。海外のトレンドが、日本でも紹介されるようになった。ステイホームが増え、外食、飲み会が減り、お酒を飲む機会が少なくなった代わりにモクテルを注目する人が増えた。日本でもノンアルコール専門店ができた。という背景があるのではと思います。

Mocktail & Low-ABV Cocktail Book 02

 バーテンダーとしては、お酒を飲む機会が減るのは残念ですが、今までバーに縁がなかった方を取り組むことができるいい機会だと思っています。この本は、その背景にぴったりの内容となっているのです。バーテンダーたちが各々提案したレシピは、120種を超えたボリューム。お酒を飲めない方にも、お酒が弱い方にも楽しんでいただける一冊。フードとのペアリングの紹介もしています。

Mocktail & Low-ABV Cocktail Book 03

 レシピの紹介では、組み合わせのポイント(材料の相性、組み立て方、着想を得たものなどについて)を記載しています。私はノンアルコールの組み合わせの全体的なポイントとして、フレーバーを組み合わせる。アルコールが入っているカクテルのボリュームや複雑な味わいがあるレシピが私の目指すモクテルです。

 お酒が入っていないのに、入っているような気分になれるようなモクテル。ということなのですが、異素材のフレーバー、フルーツ+ハーブOrスパイスという組み合わせが好きです。ハーブやスパイスには、何か立体的な味わいを表現しやすいからです。そして、フルーツの後ろに存在を置くことで、フルーツを引き立てつつリッチにするイメージです。

 

 たくさんのお客様に楽しんでいただけるようなカクテルをつくりたいという思いの結果、シンプルなレシピが多いのではないかと思います。そこで、モクテルに工夫した点はフレーバー。ハーブを使用して香りと味わいを重ねシンプルなレシピでもボリューム感が楽しめるモクテル。ローアルコールのレシピではアルコールカクテルを弱くする作り方ではなく、ゼロプルーフにアルコールを足すレシピ創作。アルコールを入れなくても完成しているのだから、それにアルコールを少量足しても完成度が低くなることはない。

 

 この本をきっかけに、皆さんの参考になれば幸いです。他のバーテンダー達のレシピも載っていて、それぞれ考え方が違うと思うのでいろんなパターンを見ることができると思います。

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LEON GOURMET 取材

 こんにちは、鎌田真理です。今日は以前お世話になったレオングルメの取材のお話をしたいと思います。

 

 今回はザ・ゼロプルーフを取り上げていただきました。
モクテルを提供しているバーなどは増えてきたと思いますが、20種類のモクテルセレクションがあるのは珍しいかと思います。この「ザ・ゼロプルーフ」(ゼロプルーフはノンアルコールと同義)は、繊細にして複雑な味わいのセレクションで、皆様のお気に入りが見つかると思っております。

 レオングルメではまずは「エピスルージュ」を紹介させていただきました。2017年に私が国内初のモクテルコンペティションで優勝した時の作品です。審査員に加えて一般のお客様の審査もあったので、お子様が好む親しみやすい乳酸飲料に大人の味である苦味や酸味を加えているのが特徴です。
 酸味は赤ワインの原料になる葡萄品種からできた葡萄ジュース、苦味はトニックウォーター。そして乳酸飲料にカルダモン、ピンクペッパー、コリアンダーシードをインフューズ(漬け込み)して、複雑な味わいを出しているんです。

 

 もうひとつ紹介させていただきました「ベビー東京ジョー」は、「Peterバー」のシグネチャーカクテルである「東京ジョー」が元。こちらは、日比谷交差点も登場する1949年のハンフリー・ボガード主演の映画『東京ジョー』に由来して、ボンベイサフィア、梅酒にハンフリー・ボガードが好んだドランブイ、それにクランベリージュースとレモンジュースで作られたカクテルです。 
 ゼロプルーフにするのに、ノンアルコールの梅酒をベースにしていますが、ジンもノンアルコールを使うだけでは面白くない。カルダモンをすりこぎで潰して、ジュース類をくぐらせるというやり方で、どこか引っかかるような余韻として残るフレッシュな苦味を出しています。

 香りや味わいはそのままに、馴染みのある8種のクラシックカクテルもゼロプルーフコレクションにあります。カクテルネグローニのゼロ・プルーフ、オリジナルはドライジン、ベルモット、カンパリで、ベルモットはワインにハーブを漬け込んだもの。カンパリも苦味、甘味、スパイシーなハーブを使ったリキュールです。ゼロ・プルーフでは、ノンアルコールジン、ノンアルコール赤ワインのメルロー、ビターシロップを混ぜたものにゲンチアナを加えています。

 オリジナルのゼロプルーフも、クラシックゼロプルーフもどちらもおすすです。興味がある方は是非試しにいらしていただけたらと思います。

Leon Gourmetの取材記事はこちら。

“モクテル”を紹介させていただきました。LuxTAGE October 2022

 こんにちは、鎌田真理です。三井住友プラチナカード情報誌のリュクステージにて、新たなノンアルコールスタイルということで、“モクテル”を紹介していただきました。

 このように冊子の表紙や、一面に紹介していただけるようになって、いよいよ普及してきた感じがします。こちらではシグネーチャーモクテルの“江戸パレス”、シグネーチャーカクテル東京ジョーのゼロプルーフ版“ベビー東京ジョー”、アワードモクテルの“エピスルージュ”、そしてクラシックゼロプルーフの“ゼロプルーフアペロールスプリッツァー”を紹介いただきました。これを機にノンアルコールの世界に少しでも興味をもっていただけたらいいなと思います。

ノンアルコールドリンク紹介していただきました City living No.1765 22July2022

City living No.1765 冊子の表紙

 こんにちは、鎌田真理です。今日はオフィスで働く女性に向けた「シティリビング」公式サイトにてノンアルコールドリンクの詳細をさせていただきました!飲める人も飲めない人も、“あえて選びたい”です。

 シティリビングはWebだけでなく、冊子も配布されているんですよね。内容はオフィスで働く女性が、興味を持ちそうなコンテンツが多数情報がつまっています。他にも毎週当たるプレゼントや限定イベント、女性に嬉しい情報などを続々発信されています。生きた情報として、エリアによっても内容を変えているのもいいですよね。

 そんなアンテナが高いメディアにて、紹介されたのは大変光栄でございます。やはり、感度が高い方は注目されているのですね!ノンアルコールドリンクを。私にとってはノンアルコールドリンクは常識。飲食の仕事をしているので、トレンドを把握しているということもありますが、それよりもお酒飲めないですから!飲めないバーテンダーでございますので、ノンアルコールドリンクは私にとっては必要不可欠な存在なのです。お酒を召し上がれる方はもちろん、私のように召し上がれない方にも知っていただきたい世界です。

 お酒が弱いからこその楽しみ方のお話もさせていただきました。今回担当の、シティリビング編集部員の方もお酒を召し上がれないようで、取材・撮影当日に実際に私どものザ・ゼロプルーフ*も召し上がっていただいたのですが、大変喜んでいただけました。体験するきっかけを提供出来て良かったです。今後もたくさんの方にザ・ゼロプルーフを体験していただきたいです。

ゼロプルーフとは
『Peterバー』では、2007年のオープン当初より、10種類程のオリジナルのモクテルを提供し、モクテルが国内で注目される前から、海外にも足を運び世界で有名なバーテンダーのモクテルを飲み歩き、その普及に努め、昨今の広がりで改めて【ゼロプルーフ】と打ち出し、20種類のゼロプルーフ/モクテルを提供しております。
 お酒が飲めない方やお酒が飲めない状況においてもバーを楽しんでいただきたい、そんな強い思いを込めて、『Peterバー』ではノンアルコールセレクションを再強化、従来“モクテル”と謳っていたノンアルコールのドリンクを“ゼロプルーフ”と名付け、Peterバーにおける同セレクションを“ザ・ゼロプルーフ”と命名、ロゴも作成しました。

8人の日本女性バーテンダー紹介【GQ Bar】女力崛起!盤點全日本值得矚目的 8 位「女調酒師」! | GQ Taiwan

 こんにちは、鎌田真理です。2022年の終わりにお酒のセミナーで、台湾の方とお会いしまして、それをきっかけにGQ台湾にて紹介いただきました!台湾は何回か行ったことあるのですが、本当にバーが活発です。海外の方だけでなく、地元の方がお酒などを楽しむという習慣が根付いているようです。

 ゲストバーテンダーで訪れた際に、常連のお客様にどのくらいいらしているのか伺ったら、ほぼ毎日。また、一人で7杯くらいはカクテルを召し上がるとのことで驚いた記憶があります。そんな方ばかりではないでしょうけど、台湾の方にとってカクテルを召し上がるというのは普段どおりのような感じがしました。ということは、バーテンダーという立場の方も身近な存在なのかなと期待をしてしまいます。たくさんの台湾の方が日本を訪れた際にバーにもいらしていただける可能性が高いと思ったからです。

 そんな有名なメディアGQ台湾で、日本の女性バーテンダー8選の中に選ばれて大変光栄です。台湾にも、活躍している女性バーテンダーはたくさんおります。10数年前にチャレンジしたディアジオワールドクラス、日本代表は私であったのですが、台湾代表もまた女性でした。このようにバー業界の背景は、日本も台湾もあまり変わらないのかなと思います。きっと。ということで、今年は、海外からも私を訪ねていらしていただける方が増えるように引き続き頑張るぞー。

【GQ Bar】女力崛起!盤點全日本值得矚目的 8 位「女調酒師」! | GQ Taiwan

鎌田の簡単なプロフィールが紹介されています

40種類のカクテル&10種類のモクテルレシピを収録『おうちでつくれる かんたんスパイスカクテル』 4/14発売

こんにちは、鎌田真理です。株式会社パイ インターナショナルから2022年4月14日(木)に書籍『おうちでつくれる かんたんスパイスカクテル』が刊行いたしました。こちらはスパイスにフォーカスしたレシピ本です。私自身もそうですが、お料理にスパイスを使用する際、使い切るのに時間がかかります。テレビなどでもスパイスを使用した料理に注目されているようで、よく見かけます。これだけスパイスが普及しているなら、スパイスを使用したドリンクも日常的に取り入れたいですよね。そこで役立つのがこちらのレシピ本なのです。著者は児島麻理子さん、バカルディで広報を担当後独立。オリオンビール広報室長を経て、Hanakoでの連載執筆などライターとしても活動されております。くぼあやこさんのイラストと共に楽しめます。なんかかっこいいグラスで写真を撮影してカクテルを並べるのもありですが、イラストにすることによって柔らかさが表現できるので、おうちで簡単にできそう!ってチャレンジしやすい雰囲気になっていてよいと思いました。こちらのレシピ本は4人のバーテンダーが考案しているのですが、そのうちの一人が私で私はモクテル10種を紹介させていただいております。

シナモンモスコミュール (Cinnamon Moscow Mule)

爽やかな中にシナモンの甘い香りが漂う、おやつなモスコミュール。
Cinnamon Moscow Mule
<材料>
シナモンパウダー 0.1g
ライム 1/4個
辛口ジンジャーエール 150ml
<作り方>
1. タンブラーにライムを絞り入れる
2. 氷を入れる
3. ジンジャーエールを満たす
4. シナモンパウダーをふる
5. 軽く混ぜる

こちらは、パウダーが液面に浮きやすくなるので、量の調節を行ってください。シナモンスティックでも代替え可。その際は細かく砕いたものを入れてください。

カルダモンモヒート (Cardamon Mojito)

スパイスの女王は存在感充分。爽やかなモヒートが更に香り高い爽やかなフレーバーに
Cardamon Mojito
<材料>
グリーンカルダモン 3個
ライム 1/4個
ミント 0.5g
シロップ 5ml
炭酸 150ml

<作り方>
1. グリーンカルダモンをしっかりと潰す
2. 潰したグリーンカルダモンをグラスに移す
3. ライムを入れて、潰す
4. シロップ、ミントを加えて軽く潰す
5. 氷を加える
6. 炭酸を満たす
7. 軽く混ぜる

 モヒートは色んなスパイスと相性がいいので、カルダモン以外にもコリアンダーシード、フェンネルシードなどがおすすめ

シーズンドココア(Seasoned Cocoa)

スパイスたちとココアの相性は抜群。ココアのチャイ版みたいな感じです。
Seasoned Cocoa
<材料>
ホットココア 200ml
シナモン 0.2g
ナツメグ 0.1g
クローブ 0.1g
オールスパイス 0.1g

<作り方>
1. マグカップにスパイスたちを入れる
2. ホットココアを注ぐ
3. よく混ぜる

生姜があればほんの少し、生姜ジュースを絞り入れるとより複雑な味わいに変化します。ベースをココアではなく、チョコレートでも◎。お酒を入れるならラムが良い◎。

ペッパリーメアリー(Peppery Mary)

セイボリーなモクテル。まるでスープのようなトマトジュース。食事との相性が抜群です
Peppery Mary
<材料>
トマトジュース 200ml
チリペッパーパウダー 0.2g
ブラックペッパー 3粒
パプリカパウダー 0.3g
バルサミコ酢 5ml
塩 一つまみ

<作り方>
1. グラスに材料を全て入れて、よく混ぜる
2. 氷を入れる

お好みでセロリスティックをさしたりすれば、本格的なヴァージンメアリーです。

オリエンタルアップル (Oriental Apple)

五香粉のシノワフレーバーとリンゴの相性は非常に良い。複雑なフレーバーが重なり、リッチーな味わいに。
Oriental Apple
<材料> 
五香粉 0.3g 
林檎ジュース 150ml
レモン 5ml
シロップ 5ml

<作り方>
1. 材料を全て混ぜる(ボールなどに入れて。)
2. 濾しながら、氷の入ったグラスに注ぐ
3. スターアニスを飾る

 五香粉は汎用性のあるスパイスで、いろいろな飲み物に加えると新しい発見があります。

スパイシーフィズ (Spicy Fizz)

名の通り、スパイス感いっぱいなフィズ。爽快感とパワフル感をお楽しみいただけます
Spicy Fizz
<材料>
コリアンダーシード 20粒
グリーンカルダモン 6粒
ピンクペッパー 20粒
レモンジュース 20ml
シロップ 15ml
炭酸 150ml

<作り方>
1. すり鉢にスパイス三種を入れて、潰す
2. レモンジュースとシロップを注ぎ、混ぜる
3. 濾しながら、氷を入れたグラスに注ぐ
4. 炭酸を満たす
5. 軽く混ぜ、レモンを飾る

すり鉢の中でジュースやシロップにスパイスのフレーバーをつけるイメージです。

ジッピーワイン(Zippy Wine)

まるでプラムワインを飲んでいるような味わい。
Zippy Wine
<材料>
シナモンパウダー 0.1g
クローブ 0.5g(7粒)
スターアニス 2個
ブラックペッパー 0.5g(12粒)
クランベリージュース 200ml

<作り方>
1. ボールなどの容器に材料を全て入れる
2. 二時間くらい置いて、濾してグラスに注ぐ

二時間置くかは、スパイスの漬け込み具合をみてお好みで調節をしてください

フェンネルシードオレンジ(Fennel Seed Orange)

フェンネルシードが放つフレーバー(エストラゴール)はまるでアルコール感を感じることができます。
Fennel Seed Orange
<材料>
フェンネル 10粒
オレンジジュース 90ml
自家製柑橘シロップ 1tsp ※【オレオサッカラムシロップの作り方】を参考にしてください。
ジンジャーエール 60ml

<作り方>
1. フェンネルシードをすり鉢に入れ、潰す。
2. オレンジジュースを加えて20分ほど置く。
3. フェンネルの香りがついたオレンジジュースを、濾しながら氷の入ったグラスに注ぐ。
4. シロップを加えて、ジンジャーエールで満たし、軽く混ぜる。
5. オレンジピールを飾る。

大人なオレンジスカッシュです。

※【オレオサッカラムシロップ風の作り方】
オレオサッカラムシロップ風の作り方です。オレオoleo はラテン語で油。サッカラムssacharum はサトウキビの意味で、柑橘の皮の油を砂糖に染み込ませて、砂糖を溶かしたシロップのことを言います。ずっと昔からある方法で火を使用しないので、簡単です。そして何と言っても香りが深くて美味しいのです。今回“風”にしているのは、表皮だけを使用していないので、“風”とさせていただきます。

<材料>
オレンジの皮(実以外)一個
お砂糖 100g

<作り方>
1. 実を食べた後の皮たちをタッパーへ入れる。本当は皮の白い部分や実は使用しないのですが、今回は実が少し残った部分も、アルベド(白い部分)も使用します。
2. オレンジ一個に対してお砂糖100gを覆い被せる
3. 蓋をして1日置く
4. 濾して出来上がり
5. 冷蔵で保管してください

皮の苦味なども含まれるので、ちょっとしたモクテルやカクテルの味わいもとても膨らみます。大体一週間くらいで使用してください。ただ、ウォッカ などのアルコールをティースプーン一杯分を入れると2、3週間は日持ちします。そうするとアルコールゼロではなくなりますが。。。

タンジィ&ホージィ(Tangy&Hoji)

スターアニスの独特のスパイス感とほうじ茶の香ばしさを同時に味わえるモクテル。オレンジピールの柑橘フレーバーとトニックの苦みが重なることによって、リッチで深みのある味わい。
Tangy&Hoji
<材料>
自家製スターアニスほうじ茶シロップ 10ml ※【ほうじ茶とスターアニスのシロップの作り方】を参考にしてください
生姜ジュース 少々
トニックウォーター 150ml
オレンジピール 1個
スターアニス 1個

<作り方>
1. 氷の入ったグラスにシロップと生姜ジュースを注ぐ。
2. トニックウォーターを満たす
3. オレンジピールとスターアニスを飾る。

スパイスとお茶の組み合わせは無限大。ご自宅にある様々なお茶を使用して、アレンジしてみてください

※【ほうじ茶とスターアニスのシロップの作り方】

<材料>
お砂糖 50g
スターアニス 5個
ほうじ茶パウダー 2tsp
お水 50g

<作り方>
1. 鍋にお砂糖を入れる。
2. スターアニスを入れる。
3. ほうじ茶パウダーを入れる。
4. お水を入れる。
5. 弱火にかける。
6. 溶けるまで混ぜる。
7. 溶けたら、濾して出来上がり。

今回使用したほうじ茶パウダーはスーパーに売っているもので手に入れやすいし、パウダー状なので使い勝手がいい。お茶をお湯などでお茶を出すより、パウダーを使用したほうが水っぽく(味が薄まらない)ならないのです。なりより慣れない方には味が一定で作成できるので、安定します。ほうじ茶だけのシロップもいいですが、スパイスと組み合わせてシロップを作ることによって、複雑な味わいになります。これが結果、美味しいモクテルやカクテルを仕上げることになるのです。スターアニス以外にもシナモン、オールスパイス、生姜などもおすすです。シロップを作るときはお水:砂糖=1:1が失敗しにくい分量です。試してみてください。

オールスパイス&チャービル (Allspice & Chervil)

チャービルならではの柔らかいハーブ感を楽しむことができるモクテル。さっぱりした味わいで終わらず、オールスパイスによる奥行きを楽しめます。
Allspice & Chervil
<材料>
オールスパイス ひとつまみ
チャービル 2本
レモンジュース 10ml
シロップ 10ml
炭酸 130ml

<作り方>
1. チャービルをすり鉢に入れ、潰す。
2. レモンジュース、シロップ、オールスパイスパウダーを加えて、混ぜる。
3. 氷の入ったグラスに、濾しながら注ぐ。
4. ソーダを満たし、混ぜる。
5. レモンスライスとチャービルを飾る。


オールスパイスって、ハンバーグなどのお肉料理に使用することが多いと思いますが、モクテルにもいいアクセントとして効果を出します。ハーブを使用したレシピにスパイスをプラスすると言うテクニック使えますよ。ぜひ試してみてください。

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上記のように一般的にスーパーで売られているもので、0.1g=約2-3ふりでした。

0.1gまで測れない場合は、それを目安にしていただければと思います。

モクテル10種以外にも、テーマごとにカクテルが紹介されているので、是非みなさん読んでいただいて、おうちでスパイスカクテル&モクテルを楽しんでいただきたいと思います。

Bar Times の記事はこちら

おうちでつくれる かんたんスパイスカクテル

Miyazaki Shochu Mix up week 2022 宮崎焼酎プロモーション

sugaichi

こんにちは、鎌田真理です。今日は先日行いました234のバーが繰り広げる焼酎カクテルウィーク『宮崎SHOCHU Mix Up Week 2022』プロモーションの紹介をしたいと思います。

sugaichi

 こちらのプロモーションは、日本古来の伝統的な蒸留酒である「焼酎」の新たな可能性を探るべく、全国展開で行われました。それぞれのバーがオリジナリティーに富んだカクテルを2022年3月1日(火)~3月20日(日)提供していたのです。
 実は焼酎、Koji Spiritsとして世界から近年注目されています。その中でも宮崎焼酎は7年連続本格焼酎出荷量日本一に輝いた県なのです。

making

 私たちバーテンダーって、お酒の勉強を始める時って、だいたいウイスキーやブランデー、ウォッカ、リキュールなど洋酒から勉強することが多く、日本のお酒を勉強するのは二の次になりがちなのです。なぜなら、バーに置いていないからです。また、人気のスタンダードカクテルは、ジンベースやウイスキーベース。という背景がありました。しかしながら、焼酎も立派にカクテルのベースになりえる存在ですし、世界から注目されている今、日本のバーテンダーが日本のスピリッツを使用しない手はないですよね。私自身も新たな可能性を探る良い機会となりましたし、焼酎カクテルを召し上がっていただいたお客様も満足していただけたと思います。 

making

 実際に提供していたカクテルの紹介をします。今回も渡邊酒造場さんの焼酎を使用させていただき、作成致しました。

壽賀市 Sugaichi

<材料名>
60㎖ 黒麹 旭万年 渡邉酒造場
10㎖ スイートベルモット
5㎖ メイプルシロップ
10drop アボッツビターズ

➤氷を入れたミキシンググラスに材料を全て入れ、ステアし、カクテルグラスに注ぐ。グラスのふちに花穂をクリップで添える。

 創業者、渡邊壽賀市氏がアメリカに渡り林業で成功、20年後宮崎県に移り焼酎蔵を購入したことに着想し、アメリカンクラシックカクテル、マンハッタンをツイスト。
黒麹由来の芳しい香りを持つ黒麹旭萬年とマンハッタンを掛け合わせ、重厚感ある味わいに仕上げました。香ばしさを持つ甘味料のメイプルシロップ、しっかりした苦味を持ちマンハッタンのオリジナルレシピに使われていたアボッツビターズを加え、黒麹旭萬年の力強い味わいを活かすフレーバーに。
making

2021年から始めたこのプロモーション、来年は更に広がりをみせるものになりそうです。是非各バーを訪れて様々なカクテルを召し上がっていただけたらと思います。

宮崎SHOCHU Mix Up Week 2022 渡邊酒造×PeterバーのYouTube

宮崎本格焼酎応援サイトDareyami公式サイト

飲料トレンド特別レポート イングリッシュジン by ホテレス

こんにちは鎌田真理です。先日配信・発行されたホテレスにて取り上げられております、記事についてお話したいと思います。流行はいつもイギリスからやって来る?という切り口ですが、実際に流行りそうなものに対してテイスティングしてディスカッションしてみよう!という企画でした。

 ちなみに、場所は英国大使館。久しぶりに伺いました。以前こちらでイングリッシュジンのカクテルコンペティション(ビーフィーターインターナショナルコンペティション)を行っていたのです。そのコンペの選手で出場した以来ですよ。

British Embassy
素敵なお部屋

今回のテーマはイングリッシュジン。ジンと言えばイギリスです。流行というより定番とういう立ち位置にいるイングリッシュジン、その中でも新たにクラフトジンというものが多数出てきています。日本においても既にトレンドはきており、数年前から国産クラフトジンがたくさん作れているので、ジンが身近になってきた方もいるのではないでしょうか?

早速ですが、今回テイスティングした4種を私の個人的な感想を加えて紹介していきます。

Brighton Gin Pavilion Strength

Brighton Spirits Company
Brighton Gin Pavilion Strength


Brighton Gin Pavilion Strength  ブライトンジンパヴィリオンストレングス
ボタニカル:有機小麦、地元産のコリアンダー、ジュニパー、アンジェリカルート、オレンジとライムの皮、アザミの種
テイスティングノート:オレンジのような丸みのある柑橘香。
おすすめの飲み方:ネグローニなら、アペロールのようなオレンジフレーバーが強いビターリキュールがおすすめ。ジントニックなら、フルーツはライムではなく、オレンジ。あとは、アペロールスプリッツアー風で、ブライトン、アペロール、トニック、オレンジピールというのも美味しそうかと。
ペアリングフード:マリネ料理


Mermaid Gin

Isle of Wight Distillery
Mermaid Gin

Marmaid Gin マーメイドジン
ボタニカル:ロックサンファイア、レモンゼスト、グレインオブパラダイス、エルダーフラワー、ボアディケアホップ、コリアンダー、ジュニパー、オリスルート、アンゼリカルート、リコリスルート
テイスティングノート:繊細な複雑性。シトラス香よりハーブ香が際立ったイメージ。浜のフレーバー、塩味を感じることができる。
おすすめの飲み方:ジントニックなら、胡瓜やシソの葉が相性良さそう。オリジナルカクテルつくるなら、副材料に緑茶を入れて炭酸を満たし、酢橘を搾って、紫蘇を飾るカクテル。が美味しそう。
ペアリングフード:和食料理

Hayman’s Old Tom Gin

Hayman’s of London
Hayman’s old tom gin

Hayman’s Old Tom Gin ヘイマンズオールドトムジン
ボタニカル:ジュニパーベリー、コリアンダー、ナツメグ、シナモン、オレンジの皮、アンジェリカの根、オリスの根、カッシアの樹皮、カンゾウ、レモンの皮
テイスティングノート:全体的にしなやかに優しいフレーバー。いつも使用しているので、馴染み深いです。
おすすめの飲み方:トムコリンズ、フレンチ75
ペアリングフード:油を使用したものに、ビネガーを添えたフィッシュアンドチップスが相良よさそう。

Cotswolds Dry Gin

The Cotswolds Distillery
Cotswolds

Cotswolds Dry Gin コッツウォルズドライジン
ボタニカル:ジュニパー、アンジェリカルート、コリアンダーシード、ライムピール、ピンクグレープフルーツピール、カルダモンシード、ブラックペッパーコーン、ラベンダー、ベイリーフ
テイスティングノート:とても個性的なフレーバー。ボタニカルそれぞれの香りが全面的に出てくる。ラベンダーやスミレなど紫色の花のフレーバーも感じ取れる。
おすすめの飲み方:ジンをふんだんに使用したマティーニ。もしくは、パフェタムール、卵白、レモンのショートカクテル。ふわふわのテクスチャーでも、個性的なジンならしっかりと味わいがでしょうなので。
ペアリングフード:スパイスを使用したお料理全般など


今回は4種のジンの紹介でしたが、数えきれないほどのクラフトジンがあるので、召し上がれる機会があればぜひ試してみてください。

HOTERESオンラインはこちら。

What is Mocktail ? モクテルとは? vo.2

 こんにちは、鎌田真理です。

 すっかり『モクテル』が普及してきたと感じるこの頃。以前私のモクテルの考えを記述させていただきました。

 再度、モクテルの語源をお話しますと、Mocktailは造語。Mock cocktails の略で、Mock(真似る)+Cocktail(カクテル)から始まったとされています。お酒のカクテルを真似てるということで、お酒の入っていないカクテル、つまりノンアルコールカクテルのことを一般的に指しています。

 では、私の考えるモクテルの定期ですが、『カクテルに負けないモクテル』が前提にあり、アルコールが入っているカクテルのボリュームや複雑な味わいがあるレシピが私の目指すモクテルです。お酒が入っていないのに、入っているような気分になれるようなモクテルなど。

 と、お話をさせていただきました。そして、少しイメージというか『モクテル』という言葉事体を変化させたいなあと思い始めまして。。ここだけの話、海外で『モクテル』という言葉ができた割に、今現在海外では『Mocktail』と言わないらしいのです。。。使用されるにはされるらしいのですが、少し子供じみた雰囲気の言葉になるらしいのです。だからと言って何か他の言葉が生まれたかと言えばそうではない。海外と日本の時差があるので、せっかく日本で『モクテル』が広まってきたのに。。とは言え、日本では数年は 『モクテル』 で全然通用すると思っています。

 最近はカクテルを真似するというより、ノンアルコールで独立させたいと考え始めて、『 Ø proof 』と呼び始めました。プルーフとは証明するという意味があるのですが、アルコール度数を表現する言葉でもあります。ゼロプルーフ=モクテル=ノンアルコールカクテルという意味合いがあります。また、 どこにも属さない、一つのポジションを作る思い。カクテルを真似たモクテルでもない、アルコールでもない。独立したカテゴリーを作る思いでレシピを作成。
  この言葉が普及し始めたら2021年9月24日より呼ばれるようになる(ゼロプルーフの販売開始日)。と受け継がれていくことがあるかは不明ですが、発信を続けていきたいと思います。

鎌田真理とモクテル 

モクテルに関わったきっかけは?

 私がモクテルに関わったきっかけは、2000年頃にNYのバーに行った時、メニューに『モクテル』と載っていたのが、言葉を知ったきっかけです。体質的にお酒が飲めないので、私にとって“モクテル”は本当に特別な存在になっていくのです。
それから、私にとっての “モクテル” はただのソフトドリンク、ジュースで終わらせたくないことが前提にありまして、そのためにはアルコールで表現できる複雑なフレーバーや、口の中に残る余韻などを、アルコール以外でどう表現できるかという事を考えております。それが難しさでもあり、面白さでもあります。

消費者とモクテル

モクテルへの反応は?

 特にこの数年で“モクテル”の認知度があがったため、注目度が高まっていると思います。ご自身で自分の好みを知ろうと、お勉強熱心な方もおり、反応はとてもいいと思います。どのバーでも提供されている定番商品になりそうですし、お酒が飲めない方でもバーを楽しむことができるようになったので、いろんな方がバーに訪れるようになると思います。

ザ・ゼロプルーフ / モクテル

魅力はずばり何?

 無限の可能性。まず、アルコール度数がゼロ度というところで、対象となる人が全てになる。そして、時間帯を選ぶことはないし、内容によってはあらゆるシーンをフォローすることができるかもしれません。そういった意味では無限の可能性がザ・ゼロプルーフ/モクテルの魅力です。