VIRTÙ / ヴェルテュ Four Seasons Hotel Tokyo at Otemachi

バーの個室。カウンターまである個室は凄い!

 こんにちは。カママリナカマリです。
先日オープンした、フォーシーズンズホテル大手町のバー、ヴェルテュに行ってきました。

本棚の奥にバーがあります。本棚の両脇はワインセラー。

 ヘッドバーテンダーが外国人とのことで、フランスの文化と日本の素材やバーテンダーの技術を掛けている、メニューコンセプトでした。残念ながら、ヘッドバーテンダーはまだ入国できていないようで、詳しいお話を伺うことができませんでしたが、メニューが素敵なデザインと構成になっていました。
 カクテルレシピが、コニャックにクルミをインフューズ*してきな粉と合わせるとか、シャルトリューズイエローと電気ブランを国産ウイスキーベースの副材料に選ぶとかです。

メニューはカクテルリストとスピリッツリストに分けられて用意されています。

 まず、カクテルリストの最初は七つの美徳に沿って、オリジナルカクテルがリストされていました。

仁 Low ABV  アルコール低め
 Refreshing リフレッシング
忠義 Classics Redefined クラシック
 Locality ローカル
名誉 Highball ハイボール
 Spirituous アルコールしっかりめ
 Unusual 珍しい
 
 コンセプトに沿って、モクテルもちゃんとありました~。一頁ごとの絵と物語を見るのも、楽しかったです。
 他にもシャンパンカクテル、シェアカクテル、ビール、コーヒー紅茶のリストもありました。シャンパンカクテルにはメロンフロート!ピスコベースにメロンリキュール、シャルトリューズグリーン、シャンパンそしてアイスクリーム。いいですねえ☺
 他に面白い組み合わせは、ウォッカをベースにカルピスとバイオレットリキュール。メロンフロートといい、カルピスといい、よく日本を知っているヘッドバーテンダーです。(どうやら日本語を話されるらしいです。) 

モクテル。HOJICHA ROCK 。

ほうじ茶ロック。ノンアルコールウイスキー、ほうじ茶、メープルシロップ、アロマティックビターズ。まるで、ウイスキーのロックを飲んでいる錯覚をおこします。さっぱりしているけど、スモーキーで深い味。

モクテル。レフゥユモルトゥ。

レフゥユモルトゥ きみのリンゴソーダ、ベルジュ*、季節の果物、蜂蜜。フルーティで果実味をたっぷり感じることができる味わい。

 また、別にスピリッツリストもあり、フランスのスピリッツやコニャックなどもたくさん種類がありました。

バーの店内の一部。
ワインセラー。

 バー以外にもホテル館内の見学ができたので、紹介します。どちらもシンプルで素敵なホテルでした。今度は他の施設も利用したいと思います。

 インフューズとは、吹き込む、しみ込ませる、満たす、湯を注ぐ、煎じる、水に浸す、振り出すという意味があります。カクテルにおいては漬け込むという意味がしっくりきます。
 ここでは、コニャックにクルミを漬け込み、クルミのフレーバーコニャックをカクテルに使用していました。単純に漬け込む製法と、機械を使用し蒸留しながらフレーバーをつける方法などがあります。
 ヴェルジュとは、未熟ブドウを搾ったジュース。フランス語の緑(VERT)とジュース(JUS)で、とても酸味があるジュースです。特にヨーロッパのバーテンダーはレモンやライムの代わりにヴェルジュで酸を足したりしているバーテンダーが多かったです。日本のワイナリーでもヴェルジュを作っているところがありますので、国産を手に入れることもできます。

ホテルオリジナルの消毒液。この時期開業ならではのグッツ。
チャペル。
ウェディングアトリエ。
メニューやカトラリー類のサンプル。
リネン類のサンプル。
お茶もホテルオリジナル。
宴会場。ミーティングセッティングの様子。椅子も会議用で素敵です。
ソーシャルルーム。
ソーシャルルームにはカウンターやキッチンも完備。
ホテル内レストランのテラスからの夜景。

動画でも紹介しています。☟

CIELITO LINDO (シエリト・リンド) BAR AND GRILL  at 東京ポートシティ竹芝

カウンターは外側からも利用できる。サクッと一杯飲むことも出来るし、コンセントも完備しているので、ビジネスマンの利用も意識している。

 竹芝が凄い!
 こんにちは、カママリナカマリです。私、竹芝駅に起きていること知りませんでした。国家戦略特区プロジェクトとして、開発されているエリアであることも。。。友人バーテンダー大竹直哉氏がエグゼクティブバーテンダーを務める『CIELITO LINDO』がオープンするということで、行ってきました。場所を確認すると『東京ポートシティ竹芝』、とにかくいろいろと最先端のビル(ロボットが多かったり、エレベーターやトイレの込み状況も確認できたり、ソフトバンクが入っていたり)の中にお店がオープンしました。

 BAR AND GRILLというカテゴリーですが、シェフは在日メキシコ大使館総料理長として活躍した方、で、セビーチェやタコス、ワカモレなどメキシコ料理が中心でした。
 エグゼクティブバーテンダーは国内外活躍中の大竹氏。テキーラやメスカルなどをベースに幅広い味わいでカクテルラインナップが揃っていました。

店名にもなっている『CIELITO LINDO』は、メキシコ国民に古くから愛される歌で、お客様から長く愛されるお店でありたいという、思いが込められた名前だそうです。

こだわりのカクテルたち

 ドリンクのメニューを開くと、店名にもあるとおり、音楽から着想したデザインで、カクテル一つ一つが楽譜で表現されていました。五味が1から5までのレベルで表示されており、甘口、酸味が強いなどのテイストが把握できます。また、分数はアルコール度数を表しており、ノンアルコールなら分子はゼロで、数が5に近づくにつれて、アルコール度数が高いというのがわかるようになっています。

楽譜メニュー。

面白いのは、楽譜メニューだけじゃありません。
パローマNO.1からNO.6 クラシックカクテルのパローマ※1のツイスト※2シリーズ。パローマNO.1からNO.6まであるのです。
MUSIC AND PEOPLE 音楽をイメージしたカクテル。TMネットワークのGET WILDが、メニューに載っていたのは、ツボでしたね。
ELEMENTS TO GLASS カクテル名が【西洋梨】といったように、フルーツなどを使用したカクテルたち。
WORLD CLASSICS 世界のクラシックカクテル。Mariel(また別の友人バーテンダーの作品)が入っていたのは感動しました。
MOCK TAILS はい!モクテルページもありました。
どのカクテル/モクテルも流石大竹氏、一杯一杯こだわって作られていました。実際ずーーーーーと、カクテルを作り続けていたのです。。。

モクテルもしっかり、6種類あります。
半分くらいのオリジナルカクテル制覇しました。
パローマNO.4

店内100席近くで、BAR AND GRILLというカテゴリーでオリジナルカクテルが36種類もあるって、バーテンダー目線から見ると大変そうの一言です。ビールやワイン、テキーラ、ラムなど、カクテル以外の飲み物もたくさんあるのです。

 お料理はセビーチェ、ポテト、トルティーヤ、タコス、ワカモレ、チーズフォンデュ、フリットをいただきました。どれも美味しかったです。チーズフォンデュのゲストの席でチーズを注ぐというパフォーマンスで見てて楽しかったです。タコスの生地も特徴があり、食感がよかったです。GRILLなのに、グリル料理(お肉料理)を注文していなかったことに今気が付いたので、次回来店時はグリル料理を注文したいと思います。

セビーチェ。
チーズフォンデュ。
タコス。
ワカモレ。
ポテト。

 別件になりますが、東京ポートシティ竹芝と竹芝駅、浜松町駅(首都高を超えた歩道橋!)がダイレクトに結ばれているので、アクセスも便利でした。

 ギター、メキシカンハープ、トランペットによる生演奏もあります。みんなでワイワイ楽しい雰囲気で美味しい料理とカクテル/モクテルおすすめの新しいお店です。これから、もっと有名な場所になるだろう竹芝、楽しみですね。

※1パローマとは、カクテル名。テキーラをベースにグレープフルーツ、ソーダで満たしたカクテル。バーテンダーによっては、グラスの縁にお塩をつけたり、液体の中にお塩を入れたり、シンプルなレシピのカクテルなので、アレンジも多いです。
※2ツイストとは、カクテルの世界でツイストとはアレンジを指します。ここでは、パローマのツイスト=パローマのアレンジとなり、ベースのテキーラをほかのスピリッツに変えたり、一つ材料を増やしたりなど、どこまでがアレンジ(ツイスト)なのかは定義はないものの、一般的にバーテンダーの中では、いじりすぎていないアレンジレシピのことだと、私は思います。

MIXOLOGY HERITAGE ミクソロジーヘリテージ at 「日比谷OKUROJI」がオープン!

mixology heritage

 こんにちは。カママリナカマリです。
 クラシック&ビンテージをコンセプトにしたバー。南雲代表がMixologyグループの新店舗を2020年9月10日にオープンしました。同業者なので、なかなかオープン初日に伺うという事はしていなかったのですが、恐れ多くも15時オープンきっかりに伺ってみました。


 オープンと同時に満席、流石ですよね。カクテルも本当に素晴らしいものでした。

DREAM BEER
いつまでも読んでいたいメニュー。

 メニューにはコンセプトの説明と、クラシックカクテルの年表。そして、カクテルリスト。
カクテルリストは
日本のレジェンドバーテンダーが生み出したカクテル
個人的には青い珊瑚礁がメニューに載っていることに驚きました。でも、日本のカクテルブックには必ず載っている立派なクラシックカクテル。20年以上バーテンダーやっていても、注文受けたことないなぁ。
ノスタルジアカクテル
スタンダードカクテルだけど、実は飲んだことないんじゃない?っていうカクテルリスト。Harvey-Wallbangerとかカクテル名を見るのは、バーテンダーマニュアル以来ですし、Olympicとかカクテル名を聞くのは、HBAホテルバーテンダー協会のバーテンダー認定実技試験以来です。
ワールドクラシック
世界のクラシックカクテル。近年流行しているカクテルたち。Sazerac、Corpse Reviver No.2とか。
他にはヴィンテージカクテルとかメニューを眺めているだけでも、つまみになりそうな内容でした。

今回チャレンジしたのは、カクテル3杯のパッケージ。
ジンリッキー、水割り、サイドカーを選択。

ジンリッキーとシャインマスカットのモクテル

マスター/ヘッドバーテンダーの伊藤さんはクラシックカクテルの巨匠としてとても有名な方です。私は以前ご縁があり、一緒に牛蒡を使用したカクテルをつくるという企画で参加しました。そして、伊藤さんはそのメンターとして参加されていました。とても知識が豊富でお話を聞いていて驚きが多く楽しかった思い出があります。

DP LABO の様子。中央伊藤さん。

ご一緒させていただいた、DP LABO 今回のお題『ごぼう』の様子はこちら

LA CAVE de Kuheiji|九平次公式ショップ

伊藤さんがMixologyグループに入ってからは、Mixologyグループがシンガポールで行われたセミナーに、私が参加したこともありました。

シンガポールでのマスタークラス。南雲代表と伊藤さん。

 とは言え、伊藤さん自信のクラシックカクテルをいただく機会がなかったので、今回は3つのカクテルのうち2つはシンプルなものを選びました。

水割り。

 カクテルベース(水割り含む)のスピリッツは全てオリジナルのブレンドがされています。水割りのウイスキーはバランタインを使用しています。バランタインファイネストのオールドボトルを混ぜて、仕上げにバランタイン30年を加えています。口に含むと、味わいが大きく広がり、余韻がながく太く残ります。ブレンデッドウイスキーのブレンドの技術もですが、ステアの技術も重なって芸術作品となっていました。カクテル一つ一つが本当にオタク(いい意味です)で、いろいろ驚きがありました。それぞれのカクテルの特徴を生かすブレンドを考えているんだと思います。キラキラに磨かれたカクテルを頂き幸せでいっぱいになりました。美味しいものを頂く時って本当に幸せですよね。

3種類のバランタインをブレンド。
サイドカーと巨峰のモクテル 。モクテル は塩金平糖と一緒に楽しむ。

 私は下戸バーテンダー。連れが頼んだカクテルを一口づつ頂くにしても限界があります。まだ、挑戦したいカクテルがたくさんあるので、是非また伺いたいと思います。

日比谷OKUROJI公式サイト
Mixologyグループ公式サイト

EPICE ROUGE エピスルージュ 優勝作品解説

優勝時の写真。

 こんにちは。鎌田真理です。2017年に行われたモクテルコンペティションの優勝作品のエピスルージュの紹介をします。
 世に大人のカルピスソーダっていろいろ出ていると思いますが、私のこの作品はお酒の味を感じることができるようなカルピスソーダができたと思っています。

EPICE ROUGE

<使用材料>
自家製スパイスカルピス* 30ml
グレープジュース 30ml
トニックウォーター 30ml

<作り方>
トニックウォター以外の材料をシェイクし、氷の入ったグラスに注ぐ。トニックウォターで満たす。デコレーションを飾る。

*自家製スパイスカルピスの作り方
カルピス1000mlにピンクペッパー15g、コリアンダーシード15g、カルダモングリーン20gを潰し、24時間漬け込む。その後、濾す。

 このコンペティションは300人ほどの一般のお客様とゲスト審査委員による投票で競います。私にとっては今までカクテルコンペティションはたくさん挑戦しましたが、モクテルコンペティションに挑戦するのは初。まずは、自分と作戦会議をしました。

 そこで、まず考えたのは300名の一般審査委員に評価をしてもらうこと。作戦会議の結果、下記の4つをフォローできるレシピ作成をすることに決定。
1.美味しい
2.材料が難しくない(一般に知られている材料)
3.まるでお酒を飲んでるような味わい
4.家でも真似して作れるかもと思わせる

 誰もが知っている材料を考えたとき、いろいろ浮かんだのですが、もし、カルピスのような子供が好む飲み物を大人でも楽しめる味に仕上げたら、驚きにつながるのではと思いました。カルピスにある要素は甘さ。それをいかに他のフレーバー(苦み、酸味など)を加えていくかということを考えます。それと同時に大人ならではの飲み物ビールやワイン、ウイスキーなどを連想できる仕上がりにしたいとも思っていました。結果赤ワインに着想するのですが、モクテルなので、セクシーというよりはかわいい路線で大枠を決めていきます。赤ワインに着想しているので、ワインを原料に使用する葡萄品種からできた葡萄ジュースを材料に選択。そこで酸味が加わりました。そして、苦みをトニックウォターで補います。この時点で甘味(カルピス)、酸味(葡萄ジュース)、苦み(トニックウォター)とレシピができるのですが、更にお酒に負けないボリュームが欲しかった。当時お酒に何かを漬け込む『インフュージョン』って普通にあったので、だったら、カルピスも何かにインフュージョンしてしまおうと。スパイスは爽やか系を選択。あとは人がわかりやすいので、分量を1:1:1にする。で、スパイスカルピスの漬け込み具合を調整して出来上がったモクテルです。

LA CAVE de Kuheiji|九平次公式ショップ

 次に考えたのはプレゼンテーション。どうお客様にアピールをするかです。口頭で一人一人のお客様に配りながら説明したいのはやまやまですが、同時にモクテルを作成していかないといけないということを考えると、わかりやすい資料づくりだと思いました。実際にお客様に配った資料が下記のものです。

 これで、明確に作品意図や材料などが理解できるようにできたと思います。そして、私は更にブースにいらした(私のモクテルを召し上がった)お客様にオリジナル団扇を配りました。会場が熱いと予測したことと、団扇を持っているお客様が勝手に他のお客様へ宣伝をしてくれます。いくら美味しいモクテルを作成しても、まずは飲んでもらわないと始まりませんから。また、手のひらサイズにしてお持ち帰りやすいサイズにもしました。もちろん、費用と労力は費やすことになりますが、絶対に優勝を狙っていたので、楽しく準備をしました。結果たくさんのお客様へ飲んでいただくことになり、美味しいとお言葉をいただくことができました。また、たくさんいただいた言葉が『これ本当にお酒入っていないの?お酒の味がする』です。完全に作戦会議が功を奏した瞬間を感じることができました。

地道にエクセルにイメージ画像を入れ込む
カルピスのドットをイメージしたデザインにカクテル名と材料を記載。
持ち帰りやすいように手のひらサイズの団扇を作成。

 このコンペティションの結果発表を聞いたときは本当にうれしかったです。私にとってモクテルは本当に特別なものですから、モクテルコンペティション優勝というタイトルをとって安堵しました。お酒が飲めなくて悔しい思いもたくさんしました。肩身が狭い思いでバーテンダーをしていた時期もあります。下戸なのは私の長所として考え、私は誰よりもモクテルを飲んでいるし、強い思い入れがある。お酒が飲めない人にも、カクテル/モクテルやバーを楽しんでもらいたいと再認識しました。これが2017年の話。その後年々とモクテルは普及されていくのです。

誰でもつくれる!下戸バーテンダーの【プロが教える】おうちでつくるモクテル。キューカンバークーラー編

cucumber cooler

こんにちは。カママリナカマリです。胡瓜を使用したモクテル、キューカンバークーラーを紹介します。

<使用材料>
胡瓜 2㎝
ミント 5枚
レモン 1/8個
シロップ 5ml
ソーダ 適量
<作り方>
胡瓜とミントを潰す。レモンを絞り、シロップを加える。材料をグラスに移し、氷を入れる。ソーダを満たし、混ぜる。胡瓜とミントを飾る。
<味わい>
野菜とハーブの青々しさを合わせることで新しい爽やかさを楽しむことができるモクテル。まとわりつくような暑さの日におすすめです。

動画での紹介はこちらから↓

きゅうりを入れる。(材料を潰すためなので、ボールでもいいですよ。
ミントを入れる。
しっかりと潰す。
レモンジュースを加える。
シロップを加える。
潰したものをグラスに移す。
氷を入れる。
ソーダを満たす。
軽く混ぜる。
ピーラーでスライスしたきゅうりを飾る。
ミントを飾る。

まだ、暑い日が続きます。そんな時は是非涼しげなモクテルを召し上がってください。

Distillery Shakotan Blue 積丹ジン

distillery Shakotan blue

こんにちは。カママリナカマリです。北海道積丹にあるGINの蒸留所に行ってきました。
2016年に積丹に行ったときに、きれいな積丹ブルーの写真をフェイスブックに投降した時の話なのですが、友人バーテンダー(ごめんなさい。勝手に友人にさせていただいちゃいます。)から、コメントが「先月行った!ネズいっぱいはえてるYo!崖っぷちにミヤマビャクシンがニョキニョキしてるのですYo」と。もうその前からジン蒸留所の仕掛けが始まっていたのかと改めて思う。その友人バーテンダーが監修しているのです。そして、2020年その彼が【Distillery Shakotan Blue】に関するブログを投稿しており、遂に出来上がったと。今後は宿泊施設や、ボタニカルツアー体験など楽しそうな蒸留所になるそう。

っていうか、「私が北海道に行く!」ということで、一般公開&見学を受け入れているのか不明であったが、さっそく友人バーテンダーに連絡。前日に先方へお願いし飛び込みアポイント獲得。

2016年訪れた際の写真
2016年訪れた際の写真
2016年訪れた際の写真

場所は積丹の【岬の湯しゃこたん】と同じ敷地にあり、きれいな建物。見学は快く受け入れてくれた岩井代表自らが案内してくれた。

LA CAVE de Kuheiji|九平次公式ショップ

積丹の街を活性化する目的があることが背景であることも理由だと思うが、ローカルボタニカルが存分に使用されているジンが作られている。よだれものです。国内のジン蒸留所は私自身は6か所目(結構行ってるなあ)。他と比べても聞いたことがないボタニカルだらけでした。ただの勉強不足なのかもしれませんが。

ボタニカル のサンプル

 積丹のアカエゾマツ新芽、ヤロウ、カワラマツバ、タイム、ハッカ、フェンネル、ワームウッド、黒文字、津別のミヤマビャクシン、富良野のホップ、北海道のキタコブシ、ヤチヤナギなど。建物に入ってまず目につくところにあったのが、上記のボタニカルごとの蒸留スピリッツがたくさん!

ボタニカル ごとのスピリッツ

 減圧蒸留機で蒸留されたボタニカルごとのスピリッツをそれぞれテイスティングさせていただく。アカエゾマツ、ホップ、エゾミカン、エゾヤマモモ、キタコブシ、黒文字。ベースとなるコアスピリッツにそれぞれのボタニカル単体スピリッツを加えていくイメージでブレンドされたそう。とても印象に残っているのはアカエゾマツで、なんとも爽やかなフレーバー。これ単体でも立派なジンのフレーバーだった。私にとっては懐かしいフレーバー、実家が植木屋なのですが、五葉松の新芽がまさにその香りに似ていた。仕上がった完成系もいただいたが、本当に北海道、積丹、その土地をフレーバーで表現されていたGINであった。もちろん、美味しい😋

それぞれをテイスティング

初回のGINは「KIBOU」残念ながら、初回分はすでに完売。

ボトルもラベルも可愛い。ラベルは手貼り。
減圧蒸留機
ピカピカ!

 積丹GINのためのボタニカルガイド。ルートマップ。地域ごとに自生されているボタニカルのマップ。

ボタニカル チョコレート!美しい。そして美味しい!そしてボタニカル の特徴をとらえることができる!

ボタニカル チョコレート
美しい
ボタニカルごとのフレーバー

 こちらでは、ハイキングしながらのボタニカル ツアーの企画もあるそうです。私の趣味の一つが登山。間違いなく再訪させていただきたいと思います。

山で飲むイメージ(ケトル)のボトル。今度登山するときのお供にします。

 地域の活性化からできた、ローカルボタニカルを使用したジンの蒸溜所。ジンを作るだけではなく、ボタニカル マップやボタニカル チョコレートを作ったり、とても素敵なところでした。もともと積丹ブルーが有名な地域ですが、更に人気の場所となりそうです。北海道に行く時は積丹まで訪れることをおススメします。

積丹スピリットの公式サイト↓

https://shakotan-spirit.co.jp/top.html

誰でも作れる!下戸バーテンダーの【プロが教える】おうちでつくる簡単モクテルの紹介。 。シャインマスカット&ミント編

shine muscat & mint

こんにちは。カママリナカマリです。今回は旬のシャインマスカットを使用したモクテルの紹介です。

<使用材料>
シャインマスカット 4個
シークワーサー 2個
ミント 7枚
トニックウォター 適量
<作り方>
シャインマスカットとシークワーサーをグラスに入れて、しっかりと潰す。ミントを加えて軽く潰す。氷を入れて、ソーダを満たす。潰したものを下から上にあげるように混ぜる。デコレーションを飾る。
<味わい>
シャインマスカットのおいしさが中心になるようにしたレシピを作成しました。今回はフルーツの甘さがあるので、シロップは不要です。代わりに、酸味と苦みを足したイメージです。フルーティーで爽やかで、リフレッシュな味わいです。

動画での紹介はこちらから↓

グラスにシークワーサーを入れる。
シャインマスカットも入れる。
ペストル(すり棒)でしっかりと潰す。
ミントを加える。
軽めに潰す。
氷を入れる。
トニックウォーターで満たす。
潰したフルーツを上にあげるように、混ぜる。
ミントの茎を使用し、シャインマスカットのスライスに茎を通す。
スライスをスライドさせる。
スライスとスライスの間にミントを挟む。
もう一枚挟む。
グラスに飾って出来上がり。

今回加えたい酸味にシークワーサーを使用しましが、レモンやライムでもいいと思います。柔らかい酸を表現したい時にシークワーサーを私は使用します。このモクテルの主役はシャインマスカット。濾すことなく、作成してください。召し上がるときはティースプーンなどですくって食べながら飲むのがおすすめです。とても贅沢なモクテル、試してみてください。