こんにちは、鎌田真理です。今日は以前お世話になったレオングルメの取材のお話をしたいと思います。
今回はザ・ゼロプルーフを取り上げていただきました。
モクテルを提供しているバーなどは増えてきたと思いますが、20種類のモクテルセレクションがあるのは珍しいかと思います。この「ザ・ゼロプルーフ」(ゼロプルーフはノンアルコールと同義)は、繊細にして複雑な味わいのセレクションで、皆様のお気に入りが見つかると思っております。
レオングルメではまずは「エピスルージュ」を紹介させていただきました。2017年に私が国内初のモクテルコンペティションで優勝した時の作品です。審査員に加えて一般のお客様の審査もあったので、お子様が好む親しみやすい乳酸飲料に大人の味である苦味や酸味を加えているのが特徴です。
酸味は赤ワインの原料になる葡萄品種からできた葡萄ジュース、苦味はトニックウォーター。そして乳酸飲料にカルダモン、ピンクペッパー、コリアンダーシードをインフューズ(漬け込み)して、複雑な味わいを出しているんです。
もうひとつ紹介させていただきました「ベビー東京ジョー」は、「Peterバー」のシグネチャーカクテルである「東京ジョー」が元。こちらは、日比谷交差点も登場する1949年のハンフリー・ボガード主演の映画『東京ジョー』に由来して、ボンベイサフィア、梅酒にハンフリー・ボガードが好んだドランブイ、それにクランベリージュースとレモンジュースで作られたカクテルです。
ゼロプルーフにするのに、ノンアルコールの梅酒をベースにしていますが、ジンもノンアルコールを使うだけでは面白くない。カルダモンをすりこぎで潰して、ジュース類をくぐらせるというやり方で、どこか引っかかるような余韻として残るフレッシュな苦味を出しています。
香りや味わいはそのままに、馴染みのある8種のクラシックカクテルもゼロプルーフコレクションにあります。カクテルネグローニのゼロ・プルーフ、オリジナルはドライジン、ベルモット、カンパリで、ベルモットはワインにハーブを漬け込んだもの。カンパリも苦味、甘味、スパイシーなハーブを使ったリキュールです。ゼロ・プルーフでは、ノンアルコールジン、ノンアルコール赤ワインのメルロー、ビターシロップを混ぜたものにゲンチアナを加えています。
オリジナルのゼロプルーフも、クラシックゼロプルーフもどちらもおすすです。興味がある方は是非試しにいらしていただけたらと思います。
Leon Gourmetの取材記事はこちら。